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北海道洞爺湖サミット
北方領土問題に理解を 在日の外国人記者、納沙布岬から視察
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納沙布岬から北方領土の島々を視察する外国人記者ら |
【根室】七月の北海道洞爺湖サミットを前に、日本で勤務している外国人記者らのプレスツアーの一行が二十一日、根室市を訪れ、納沙布岬から北方領土を視察した。
同サミット道民会議(会長・高橋はるみ知事)の主催で、英国、フランス、ロシア、中国など九カ国・地域の新聞、テレビなどの記者十八人が参加。納沙布岬では北方館の米谷隆館長の案内で、歯舞諸島の水晶島や国後島など北方領土の島々を見た。
続いて、道立北方四島交流センター(ニ・ホ・ロ)で、長谷川俊輔根室市長と千島歯舞諸島居住者連盟根室支部の河田弘登志支部長から取材。外国人記者たちは「島が返還された場合、ロシア人島民はどうなるのか」などと尋ねた。
シンガポール紙「聯合早報」の東京首席特派員、符祝慧(フーチュウウェイ)記者は「東京では分からない北方領土問題の生の声が聞けて良かった。日本を理解するのに役立つ」。一方、ロシア・ノーボスチ通信の東京支局長、アンドレイ・フェシュン記者は「何も新しい話はなかった。日本の主張に共感できない」と話した。