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02/23-12:12--「精力的に検討」　市民病院問題で高谷市長　２月定例岡山市議会開会

　一般会計２２１７億７５００万円の新年度当初予算案などを審議する２月定例岡山市議会が、２２日開会し、高谷茂男市長は、市民病院問題について「岡山大学と連携内容を協議する中で、詳細な役割・機能、診療体制、将来的な施設整備の在り方などについて精力的に検討してまいる」と、将来像の検討で前向きな姿勢を強調した。会期を３月２１日までの２９日間と決めた後、契約議案を議決。この後、６２議案が一括上程され、高谷市長が提案理由を説明した。その中で高谷市長は、政令市や都市ビジョンの推進に触れながら、新年度当初予算案を「本市の未来を築いていくための土台を固めることを念頭において編成した。今後の事業の検討経費や調査費など、重点施策の基礎をつくる経費を積極的に計上した」と説明。さらに「こうしたまちづくりの種が芽を出し花開き、住む人の笑顔や安心、活力と豊かさにあふれたまちの実現へと結実することを目指してまいる」と抱負を述べた。市民病院問題については「現在のような機能のままで単純に建て替え、公費負担を続けることについて市民の皆様のご理解を得ることは困難」と指摘。しかし、安全、安心の観点から「医療・福祉分野での広域圏の中核的存在である岡山大学との連携を図ることにより、今後の公立病院の在り方として全国に発信できるような２１世紀型の新たなモデルの構築を検討していくことが必要」と力説した。新年度予算案には、岡山大との連携協議のための「福祉・医療まちづくり事業費」が計上されており、市民病院（同市天瀬）の建て替えをめぐる論戦が大きな焦点。また、昨年１０月に導入方針が示された家庭ごみ収集の有料化、任期途中の３月末での退任を表明した天野勝昭副市長（６２）の後任をめぐる人事案件（３月２１日追加提案予定）の行方にも、注目が集まっている。

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