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「いいお父さん」が「粗暴な犯行」 寝屋川強盗殺人未遂

2008年02月23日

 礼儀正しく、子ども思いのいいお父さん――。強盗殺人未遂容疑で逮捕された鉄筋工、安藤宗保容疑者は、近所でそう知られていた。金目当てに鉄パイプで人を襲うという事件の粗暴さと日常の穏やかさとのギャップに、関係者は困惑を隠さなかった。

 近所の住民によると、安藤容疑者は昨年秋ごろ、妻(20)と生後8カ月の乳児と一緒に大阪府門真市のマンションに引っ越してきた。今月、雪が積もった日に、子どもを喜ばせるためか、20〜30センチの小さな雪だるまを作って玄関前に飾っていたという。

 毎朝、午前6時ごろに作業着姿で仕事に出かけ、会った人と「おはようございます」と律義にあいさつを交わしていた。休みの日には家族3人で車で出かける姿も見かけられていた。

 供述などによると、安藤容疑者は事件前日の21日夜に金を奪う計画を立て、翌早朝、その相手を探し回ったという。近所の主婦は「そんな事件を起こすような人には見えなかった」と驚いていた。

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