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4月から産婦人科医師3人体制 新宮市立医療センター
和歌山県の新宮市立医療センター(同市蜂伏)の産婦人科に、4月から新たに医師1人が着任し、約2年ぶりに医師3人体制になることが決まった。三木一仁院長は「リスクの高い分娩(ぶんべん)などで、より安全な対応ができるようになる」と話している。
着任するのは大阪府門真市で約30年間「新生クリニック」を開業している高山保守さん(63)。2月末にクリニックを閉めて4月1日付で新宮市職員(部長級)に採用される。
同科には現在、男性医師(36)のほか、国の「緊急臨時的医師派遣システム」で、昨年9月から着任している中尾愃仁医師(63)が、派遣期間終了後の3月以降も勤務を継続することが決まったばかり。
センターによると産婦人科の患者は新宮市内と“里帰り出産”が約6割を占め、その他の東牟婁郡内が27%、三重県内が9%などとなっている。出産件数は昨年4月から今月20日までに268件あり、3月末までに35件が予定されているという。
産婦人科の医師は平成13年5月の開院当初は3人だったが、17年12月に1人が退職し18年1月から2人体制になっていた。