平井牧場の最終兵器・自家製コンビーフ
野菜炒めは以前にやったような気がするんだが、どうせロリポップ時代の過去ログは見られなくなってるし、新たに強力な最終兵器を入手したので、もう一度。よく定食屋で貧乏人が食ってるアレなんだが、おいらも世話になったもんだ。定番としては、キャベツ、もやし、ナス、人参、タマネギなど、適当にそこら辺に転がってる野菜を適当なサイズに切り刻んで炒めるだけの料理なんだが、何も動物質のモノが入らないというのも悲しいので、レバーなんぞ入れる場合もある。で、今日はキャベツの外側の葉っぱ、生シイタケ、もやし、ナス、ピーマンだ。特に高級な素材でもない、普通にスーパーで売ってるヤツで、今回のポイントはアレだ、
コーンビーフなんだが、さて、皆さんお立ち会い。御用とお急ぎでない方は寄ってらっしゃい見てらっしゃい、オトナ10銭、子供は5銭、片目半額、メクラは無料、孕み女は一人半いただきます。
コーンビーフというのは、馬肉から作る。・・・というような時代があったわけだ。今では馬肉の混じったモノはニューコーンミートと呼ばれているんだが、コーンミートもコーンビーフも安くて保存できるので軍隊の保存食としても重宝されてきた。戦後はキャンプや登山のお供に便利だな。ミートもビーフも、食べ比べてみた人もいるんだが、値段は倍くらい違うんだが、味はほとんど変わらないらしい。まぁ、アレだ、ミートホープ、ミートホープw で、沖縄ではほぐしたコーンビーフと茹でて賽の目に切ったジャガイモを和えたコンビーフハッシュというシロモノがあるらしい。なんか、高級ドッグフードの趣があるんだが、気のせいか? まぁ、特に目新しくもないありふれた素材なんだが、おいらの使うのは
平井牧場謹製のコーンビーフなのだ。大仁に平井精肉店というのがあって、おいら、牛肉はそこで買う。なんたって、自前の牧場を持っていて、そこの牛しか売らないという店で、伊豆半島では高級なホテルやステーキ店はほとんど、ここの牛肉を使っている。今までもソーセージやベーコンを自家製で売っていたんだが、最近、コーンビーフも作り始めた。なんといっても定評のある伊豆牛のコーンビーフなので、味は文句なし。値段も高くない。
100gあたり315円だ。肉の味は「脂」に宿るという言葉があって、いや、おいらが作ったんだけど、コーンビーフというのは塩漬けの牛肉を牛脂で固めたモノなので、あの、美味しい伊豆牛のエキスがきっちり詰まっているわけだ。コレと、同じく平井牧場謹製のベーコンがポイントで、牛豚の強力なエキスで野菜を染めあげてしまおう、というコンセプト。
まず、コーンビーフとベーコンを細かく切って炒める。そこに、例の秘密兵器、田子のカツオ塩辛を投入。一人前で小さじ半分くらい。あとは適当な野菜を適当に放り込んで炒める。胡椒とかオイスターソースも適量。唐辛子もいいかも。で、そこらへんのスーパーで売ってるありふれた野菜が、華麗に変身する。まるでナントカ事務所の若手アイドルが、名うての名脇役陣に支えられて予期せぬ傑作映画になってしまいました、という感じだな。ところで、こういう原稿を書くと「平井牧場のコーンビーフはどこで通販やってるんだ?」とか騒ぐ人が出てくるんだが、知りません。ネットで調べて聞いてみて下さい。
ハム・ベーコン台所工房―無添加・無着色34種の本格レシピ 価格:¥ 1,529(税込) 発売日:1997-01 |
買い物行くのが面倒なので、冷蔵庫をパッと開けて、上から下までザーと眺めて、残り物を無駄にせずに、何が作れるかチョッと考えて、ヨッシャて感じですね。お見事です。バッ・ザー・チョッ・ヨッシャ!
投稿 FT | 2008/02/24 07:00