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三浦元被告:「サイパンなら身柄拘束ないだろう」

1985年9月、一美さん殴打事件の殺人未遂容疑で逮捕され、連行される三浦元被告(中央)
1985年9月、一美さん殴打事件の殺人未遂容疑で逮捕され、連行される三浦元被告(中央)

 「三浦元被告逮捕」の連絡は23日午後5時ごろ、サイパンの土産物店の男性から、三浦容疑者の告白本「ネヴァ」を出した東京都台東区の「モッツ出版」(高須基仁社長)に入った。男性は「三浦さんは『サイパンは米国領ではないから、身柄拘束はないだろう』と話していた」という。

 高須社長によると、三浦容疑者は昨年末、「ロス市警に話し合いに行く」と言って米国に渡航した。「米当局が昔の話に興味を持っている。(ロス疑惑は)無罪に決まっている。私はそれを証明する」と話し、ロサンゼルス市警や検察当局に自ら「出頭」の形をとって出向いたという。

 三浦容疑者は「結局、あれは決着をつけなければいけない。自分の逮捕はありえない。ただし、捜査は近い」と話したという。高須社長は「日本の法制度は米国司法の下にあるのか。既に日本で決着がついているのに今さら逮捕はおかしく腹立たしい」と批判した。

 また三浦容疑者と親しい関係者によると、三浦容疑者は夫婦で18日ごろから1週間の予定でサイパンに旅行していた。「米国では(ロス事件関係の)裁判があるから、拘束されてもいけない」と米国には行かないようにしていたという。関係者は「前の日本の裁判で無罪になったから、今度もたいしたことにならなければ」と心配していた。23日には帰国予定だったという。

毎日新聞 2008年2月24日 2時30分

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