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あれは、私がこのお屋敷でお世話になることになった次の日の事でした。
可愛い服を支給されたので、さっそく着替えてみました。
鏡に写る自分の姿がとても信じられませんでした。
こんな私でも可愛く見えたのです。
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着替えたらすぐに来るように言われていたので、御主人様の部屋へと向かった。
あの方は赤いロープを手に持って待っていた。
「こちらへ来なさい」
「あ、あの…」
何をされるのか、不安な思いがこみ上げた。
あのロープで縛られるのだろうか?
「言うとうりにしなさい!」
「は、はい」
御主人様の前へ行くと、あっと言う間にロープで上半身を縛られ、
不意に背中を押されたので、そのままソファーにひざまずく姿勢になってしまった。
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下着を付けてはいけないと言われていたので、
スカートの下には何も着けていない。
こんな格好ではお尻も恥ずかしい処も丸見えになってしまう。
顔が真っ赤になるほど熱くなる。
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ほんの少しの時間で縛られたのに、上半身の自由がきかない。
手も全く動かす事ができない。
「これがお前の立場だ、よく覚えておけ」
「はい。わかりました。御主人様」
御主人様に束縛され、自分の自由にはならない。
これが、ここで働く者の立場なの?
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そんな事を考えていたら、後ろからいきなり何かが突ついた気がした。
それが何かわかるのには暫く時間がかかった。
「お前は私のものだ。これもよく覚えておけ」
「お前の全ては私のものだ」
「私のためにお前は居るのだ」
「は、はい。わかっています」
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初めてではないけど、こんなふうに縛られて、
しかも後ろからされたのは初めての事だ。
まして、準備も無しにいきなりなんて・・・
「いっ、痛いです」
「すぐに馴れる、我慢しろ」
「はっ、はい」
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こうして私は御主人様を初めて受け入れました。
馴れていないせいで痛みが伴いましたが、不思議と嫌な気はしませんでした。
これからは、このように御主人様のお相手をすることも私の仕事となるのだろうから、
早く馴れなければいけないと必死に我慢をしました。
我慢をしなければ、このお屋敷に居ることができなくなってしまうのですから…
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