2008年02月23日

金村の処分について

昨日はレギュラーでやっている仕事のため、アパッチ軍の新木場大会に行くことはできず。終了後に週プロモバイルで試合の内容や、大会で起きた出来事を知ったのだが、非常に印象的だったのがアパッチ軍(正確には運営会社のCF企画)を解雇された金村キンタローを、親会社のキャッシュボックスの預かりとしたこと。

文面を読んだだけなのだが、キャッシュボックスの笹原雄一社長が大会後に出したコメントに関しては、金村からの被害者への謝罪を第一に挙げつつも、仮定の話であったとしても金村の復帰を現段階で口にしたり、アパッチの興行活動無期限自粛を批判をしたりと、やや不用意な発言もいくつかあったと思う。

ただ、現時点で金村を自身の会社で預かるということは、かなり大きいリスクを背負う。試合に出ることが出来ず、収入を断たれた金村の生活の面倒を見るだけでなく、裁判や被害者への謝罪に向けての窓口にもなるということは、その費用も負担するということなのだろう。

さらに預かり期間中に、金村が万が一でも何かをしでかした場合には、「身を預かる」と公言した以上は会社としての責任も問われる。ずる賢い人間ならば、実質的には面倒を見るとしても、それを公言しなければ責任はかなり軽くなる。しかし敢えてそれを表明したということは、笹原社長はかなりの覚悟を持って金村を預かったということだと思う。

もちろん、アパッチを解雇されても親会社が預かるんじゃ、結局は同じだろうという意見もあるに違いない。だが、今の金村が一番にするべきことは被害者に誠心誠意の謝罪を行い、それが受け入れられないなら刑事罰も受けることである。

少なくともその結果が出るまでは、誰かしらが金村の今後の行動に対して、責任を持って監視や指導を行ない、かつ被害者への謝罪のアシストを行なっていくことが好ましい。普通、まっとうな社会人ならば誰に責任を持ってももらわずとも、それくらいのことは出来て当り前だが、それができない金村だから今回のようなことをしでかしてしまったのだ。

もしも文字通り放り出してしまったならば、好きなプロレスもできなくなって収入も断たれ、周囲にも迷惑をかけてしまった金村が自暴自棄になって、被害者との問題に結着をつける前に、新たな問題を起してしまうという最悪のケースもあり得る。そんなことが起きたら、金村自身が破滅することはもちろん、周囲の人間やプロレス界にも回復不能なダメージを与えてしまう。

金村にはこの笹原社長の覚悟を重く受け止めて欲しい。

hirotsugu1069 at 19:59 │Comments(1)TrackBack(0)clip!プロレス 

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この記事へのコメント

1. Posted by eddieguerrero05    2008年02月23日 22:07
なるほど、私の考えだと解決までかなり長い時間が掛かるんですね。
という事は、閣下のご提案為された、第三者委員会が有力ですが、誰が設置をするかが問題です。
設置者は完全なる中立な人、勿論大日本は言うに及ばず、申し訳ありませんが、閣下もお控えになるべきかと。
ただし、大日本及び金村選手に深い係わりが有るとはいえ、ジャーナリストである、閣下は中立よりな立場に立てるので、村上さん、大日本及び被害者の方の了承をえて、誰かに依頼なさっては。
被害者の方はかなり辛い経験を為さったでしょうが、私はこのまま金村選手が消えてしまうのも、ファンとして辛いです。金村選手は誠心誠意どれだけ長い時間が掛かっても、被害者の方に謝って欲しいです。

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