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刑事事件などで医師34人を処分 厚労省

2008年02月22日

 厚生労働省は22日、医道審議会の答申を受け、刑事事件の有罪が確定するなどした医師、歯科医師ら計34人に対する行政処分を発表した。免許取り消しは4人で、1カ月〜3年の業務停止が26人、戒告は4人。3月7日に発効する。

 中絶胎児を一般ごみとして捨てたとして廃棄物処理法違反に問われ、有罪となった伊勢佐木クリニック(横浜市、廃院)の原田慶堂元院長は業務停止3カ月とした。

 医療行為に関連する処分は3人。東京慈恵会医大青戸病院(東京都葛飾区)で腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた男性が死亡した医療事故で、有罪が確定した前田重孝医師は業務停止1年6カ月だった。

 日本歯科医師連盟を巡る贈収賄事件で贈賄罪が確定した誉田雄一郎歯科医師も業務停止1年6カ月とした。

 主な処分は次の通り。(呼称略)

 【免許取り消し】メリーナ歯科医院(千葉市)藤木昭治=大麻取締法違反▽無職高橋孝広=殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反▽太田総合病院付属太田西ノ内病院(福島県郡山市)松本絢=強姦(ごうかん)致傷、住居侵入▽秀聖美容外科(水戸市)稲吉浩司=所得税法違反、医師法違反

 【業務停止3年】伏見クリニック(東京都大田区)伏見達夫=強制わいせつ▽田中医院(宮崎県延岡市)田中英隆=補助金適正化法違反

 【業務停止2年】イシハラ・クリニック(広島市)石原秀一=覚せい剤取締法違反▽森歯科医院(京都市)森基厚=強制わいせつ▽日本鋼管病院(川崎市)西野拓也=準強制わいせつ▽けいゆう病院(横浜市)中田洋介=同

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