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【皇太子さま誕生日】伝えられぬ“帝王学”長官発言の裏に陛下のご苦悩 (2/2ページ)
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「頻繁に参内(さんだい)いただければいい」(昨年9月の会見)、「今後増えてくるのでは」(同12月の会見)とサインを送り続けた長官。側近の1人は「『この状況を変えるには、これよりほかに道はない』と考えた長官がイチかバチかの賭けに出て、陛下との“あうんの呼吸”であの発言を決めたのだろう」と話す。
東宮職の力量
一方の皇太子さま周辺。会見の結果に幹部たちは「内容について周囲がとやかく言うのは殿下のおぼしめしに反する」「内部のことが外に出てうんぬんされることはつつしまなくては」と口をつぐんだままだ。
だが、ご夫妻をよく存じ上げる友人の1人は「どこの家にもある家族内のことをあんな場で取り上げられてもご反論できるはずがない」と東宮家の立場に同情を寄せる。二人に近い別の人物も「人格否定発言から続くご両家の不信感が根にあるはず。それは皇太子さまのお立場では永久に口にはできないことなのではないか」とみる。
ご夫妻を支えきれない東宮職の力量不足を指摘する声も多い。「雅子さまのご病気は仕方ないが、みんなが振り回されて手を触れずにいるように見える」と知人の一人。「皇太子家のお立場を宮内庁に説明したり、ご夫妻にとるべき方向性を進言できる“ブレーン”が存在しない」