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村山県議の酒気帯び運転:来月末に辞職、県議会で許可 先延ばしに批判も /山形

 昨年5月に飲酒運転で検挙された村山隆県議(48)=東村山郡区、無所属=は22日、3月31日付の辞職願を提出し、同日開会の2月定例会で許可された。辞職理由について「議員の職責を果たせないため」と述べ、飲酒運転については「議員の失職事項に当たるのか」などと言葉を濁した。

 村山県議は本会議後に会見し「有権者らに多大な心配、迷惑をかけたことをおわびする」と謝罪した。

 辞職理由については「選挙で選ばれた者として、仕事を全うしたいという考えに変わりはないが、(集会や行事に呼ばれなくなるなど)仕事をしにくい状態が続き、地域の声を県政に反映させるという職責を果たせなくなった」と述べた。

 飲酒運転の責任に関する質問には言葉を詰まらせ、「私はそこ(失職)まで至らなかったと思っている」などと弁明を繰り返した。

 問題を契機に作成された飲酒運転撲滅運動の条例案について意見を求められると、酒気帯びの数値基準が明示されていないことを問題視した。「厳しい。施行されたら、朝、梅酒を一杯飲んだだけでも、わずかにアルコール反応が出て、条例に引っかかってしまう」などと、自己弁護ともとれる発言をした。

 議員からは批判の声が多かった。県政・公明クラブの寒河江政好代表は辞職の日を先延ばししたことについて「そこまでしてしがみつきたいのか」などと話した。【大久保渉、佐藤薫】

毎日新聞 2008年2月23日

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