45年間守り通して坂内食堂本店の味 人口一人あたりのラーメン店数が日本一で、日本三大ラーメンの街「喜多方」。その喜多方ラーメンを全国に知らしめた有名老舗店。
創業日:1958年(昭和33年)5月
本店所在地:福島県喜多方市字細田7230
店主名:坂内 章一(ばんない しょういち)
喜多方 坂内食堂(ばんないしょくどう)
ラーメンの特徴
「喜多方ラーメン」といえば、加水率の高いもちもちした食感に、太く、平たい縮れた麺が特徴。豚骨からじっくりと炊き出した透明スープは、あっさりしていながらも印象に残る味わい。自慢のチャーシューは秘伝のタレで柔らかく煮込まれたジューシーな逸品で、代表メニューの「肉そば」はそのチャーシューを惜しげもなくトッピングし、チャーシューによって麺が隠れてしまう程のボリューム。この麺・スープ・焼豚が三位一体となり、やみつきになる一杯を生み出す。
麺の太さ:
スープ:

おすすめ
おすすめは、やはり坂内食堂自慢の焼豚がたっぷりとトッピングされた「肉そば」。その迫力とボリュームに満足する事必死です。
女性の方には、ヘルシーな野菜ラーメン「坂菜そば」もおすすめ。水菜・ほうれんそう・春菊・かいわれの4種類の野菜たっぷりのラーメンです。是非、その食感と風味をお楽しみ下さい。

店舗プロフィール
創業者、坂内新吾氏は人口4万人程の「喜多方」で、食堂の生き残りをかけるには「毎日でもラーメンを食べてもらわなければ商売にならない」と考え、当時醤油味が主流の喜多方で、あっさり風味で透明感のある塩味にこだわった。「毎日食べても飽きが来ないラーメン。」それが新吾氏が目指したラーメンなのである。その「あっさり感」がやがて受け入れられるようになり、戦後復興と同時に映画の後にラーメンを食するのが若者の間で1つのスタイルとして確立して行った。高度成長期を向かえ、喜多方は「蔵のまち」として有名になり、観光客を迎える至る。各地で町おこし・村おこしの取り組みが盛んになる一方、喜多方は「蔵とラーメンのまち」として知られるようになっていく。そして現在、創業者亡き後も、その情熱を受け継ぎその名前と味を全国まで広めている。まさに「喜多方ラーメン」のパイオニアである。
苦労話・秘話(うんちく、こだわり)
コップ酒伝説
「坂内のオヤジはコップ酒をあおりながら、麺釜にむかっている」
坂内新吾氏は、神経痛を患い、医者を回っても、温泉に浸っても回復せず、コップ酒は、その痛みを少しでも和らげようという苦肉の策だった。驚くべきはそんな状態で1つ1つゆで釜に落とした麺を混じり合わせる事なく、均一に熱を通し、おまけに客の注文に応じたゆで加減で取り上げていく技。そんな当時の様子が地元のお客さんの間で噂になり、伝説になっている。
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