店舗プロフィール |
|
創業者、坂内新吾氏は人口4万人程の「喜多方」で、食堂の生き残りをかけるには「毎日でもラーメンを食べてもらわなければ商売にならない」と考え、当時醤油味が主流の喜多方で、あっさり風味で透明感のある塩味にこだわった。「毎日食べても飽きが来ないラーメン。」それが新吾氏が目指したラーメンなのである。その「あっさり感」がやがて受け入れられるようになり、戦後復興と同時に映画の後にラーメンを食するのが若者の間で1つのスタイルとして確立して行った。高度成長期を向かえ、喜多方は「蔵のまち」として有名になり、観光客を迎える至る。各地で町おこし・村おこしの取り組みが盛んになる一方、喜多方は「蔵とラーメンのまち」として知られるようになっていく。そして現在、創業者亡き後も、その情熱を受け継ぎその名前と味を全国まで広めている。まさに「喜多方ラーメン」のパイオニアである。
|
|
苦労話・秘話(うんちく、こだわり) |
|
コップ酒伝説 「坂内のオヤジはコップ酒をあおりながら、麺釜にむかっている」 坂内新吾氏は、神経痛を患い、医者を回っても、温泉に浸っても回復せず、コップ酒は、その痛みを少しでも和らげようという苦肉の策だった。驚くべきはそんな状態で1つ1つゆで釜に落とした麺を混じり合わせる事なく、均一に熱を通し、おまけに客の注文に応じたゆで加減で取り上げていく技。そんな当時の様子が地元のお客さんの間で噂になり、伝説になっている。
|
|