声明は、問題の冷凍かつや肉まんがともに日本の単独出資企業の製品で、製造過程は日本の管理基準に沿っていると指摘。「日本側に監督責任があった」と強調した。メタミドホスは山東省の「山東仁木食品」製の肉まんから、ホレートは同省の「清清仁木食品」製の冷凍かつからそれぞれ検出されていた。
また、検疫総局は日本で有機リン系殺虫剤ジクロルボスが検出されたサバ加工品を製造した山東省の食品加工会社「威海市宇王水産食品有限公司」に対し、生産と輸出を一時停止させたことを明らかにした。
しかし、工場に保存されていた原材料、包装材料、消毒剤などを検査した結果、ジクロルボスは検出されなかったという。工場ではデンマークで水揚げされたサバを加工して日本などに輸出。日本では香川県さぬき市の「香西物産」が仕入れ、冷凍真空パック「炙(あぶ)りトロ〆鯖(しめさば)スライス」として販売した。
[毎日新聞2月22日]