笠岡市は経営健全化中の市民病院を支援するため3月中に同病院へ8500万円を追加投入する方針を固めた。3日開会する市議会定例会に関係費を盛り込んだ2007年度一般会計補正予算案を提案する。不良債務の発生防止が主な目的。市民病院は収支改善の兆しはあるが「綱渡り経営」が続いている。
年度末を控えた多額支援は昨年3月の1億600万円に続き2年連続。追加投入がないと、08年度に約6400万円の不良債務が発生するという。投入金との差額2100万円は債務の一部償還に充てる。市総務部は「地域医療を守るためやむをえない」としている。
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