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おげんきですか? SHINZEN(しんぜん)ニュース

SHINZEN(しんぜん)ニュース 2007年12月15日 【157号】

キアンクリアンセンターで考えさせられること
カンボジア・ベテランズ・インターナショナルの報告

11月30日の朝、タイと日本からのゲストといっしょにキアンクリアンセンターを訪問しました。水祭りが26日まであったこともあってこの時期は患者の数が少なく、職員もまとめて休暇をとっています。工房の方が特にガランとして、ここも秋の気配でした。  
今日来ていた子供たちは、クラブ足で手術を受けた後のリハビリのためと、小児麻痺やオートバイの事故で足が動かなくなって義足をもらいに来ている子供たちでした。古着を分けてあげると親も子供も大喜びでした。
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ONE PERSON TO ONE NATION

バングラデシュに長く滞在したNGO責任者が「この国の母親は、子供をとても大切にするんです。この女性の情愛が流れている国は、必ず、復興すると常にいわれてきました」と語っていた。

昨年のノーベル平和賞はバングラデシュ人のユヌス氏とグラミン銀行に授与された。ユヌス氏は、貧困に苦しむ農村の女性を対象に無担保で小口融資をするグラミン銀行を創設し、貧困層の経済的自立を促してきた。

「無担保はリスクが大きすぎる」との指摘とは裏腹に、1グループ5人を対象に、資金は98パーセント回収され、この手法は世界に広がった。

彼は、人類の半分を占める女性の情愛と可能性に投資し、女性による社会参加、貧困撲滅、経済発展を促して、見事に平和を実現した。女性のみを対象としたこと、また、小規模ながら自立の支援を達成した点では、非常に感動を与える。

SHINZEN(しんぜん)でも21年前から、バングラデシュへ女性の自立支援、モザンビークとギ二アビサウの学校支援、カンボジアの地雷撤去支援、コンゴ共和国の医療支援などを展開してきている。昨今の日本では、いじめによる子供達の自殺、母親の児童虐待などの悲しい事件が続いている。

日本を豊かな情愛で満たし、自国の問題を解決しながら、SHINZENの支援テーマである、「ONE PERSON TO ONE NATION」(ひとりの人が一つの国の支援)を実現したいものである。

今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。