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メタミドホス、袋外から混入不可能 中国「断定まだ早い」 (1/2ページ)

2008.2.22 23:58
このニュースのトピックス中国製ギョーザ中毒問題
中国製ギョーザ事件を受け、初めての冷凍加工食品の残留農薬検査を行う食品衛生監視員中国製ギョーザ事件を受け、初めての冷凍加工食品の残留農薬検査を行う食品衛生監視員

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、警察庁は22日、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が密封された袋の外から内側に浸透する可能性はなく、一度開封した袋を痕跡を残さずに再密封することは不可能と断定した。警察庁は、同日終わった中国公安省との情報交換会議で中国側に「日本国内で混入した可能性は低い」とする根拠として説明。これに対し中国側は「まだそういうのは早い」と反論、日中双方に混入の可能性があると主張した。

 ギョーザの袋を浸透した可能性が消えたことで、捜査当局はメタミドホスが製造工程の袋詰め前に混入した可能性が極めて強まったとみている。

 これまでの鑑定で、メタミドホスは密封されたギョーザの袋の内側と外側から検出。メタミドホスが混入した段階の特定につながるため、捜査当局は、密封後に外側から内部に浸透した可能性や、袋をいったん開封して混入した後、再び密封した可能性についても科学警察研究所で精密鑑定していた。

 その結果、(1)メタミドホスは袋の外から内側に浸透する可能性はない(2)再密封も技術的には可能だが、痕跡を残さずに袋を再び密封するのは不可能で、被害者を出したギョーザの袋に開封の痕跡はない−と断定した。

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中国製ギョーザ事件を受け、初めての冷凍加工食品の残留農薬検査を行う食品衛生監視員
中国製ギョーザ中毒事件をめぐる第三者検証委員会で謝罪する日本生協連の山下俊史会長=22日午後、東京都渋谷区
第1回委員会の冒頭で挨拶する日本生協連の山下俊史会長(左)=2008年2月22日午後1時、東京都渋谷区(撮影・大井田裕)
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