2008.02.22 Web posted at:  18:02  JST Updated - CNN
ビジネス

自宅に現金約21億円、南北事業担当の北朝鮮高官を聴取

ソウル――韓国との経済協力事業や貿易に携わる北朝鮮の委員会の責任者の自宅で現金約2千万米ドル(約21億円)が見付かり、聴取を受けていることが22日分かった。韓国紙の東亜日報が中国の消息筋の情報として伝えた。

調べを受けているのは「民族経済協力委員会」の鄭雲業委員長で、他の80人も聴取されているという。同委は中国、ロシアに事務所を構えており、スタッフらが現金の出所などで調べられているとみられる。

東亜日報は、北朝鮮内の銀行業務が十分に機能していないことから、見付かった現金は委員会が保持する正当な活動資金の可能性もあると指摘。ただ、経済協力事業などに絡み韓国企業から受け取ったわいろも否定出来ないとしている。

聴取は、朝鮮労働党の指揮下にある組織監査部門の幹部が指揮しているという。韓国メディアは先に、金正日総書記が南北関係の担当機関の不正行為の調査を命じたとも伝えていた。

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