救急医療の現場でなかなか搬送先がみつからず、いわゆる「たらい回し」が相次いでいることを受けて、公明党は、受け入れ可能な病院などの情報を提供するシステム整備のための法案の骨子案を発表しました。
骨子案によりますと、このシステムは救急医療を提供する病院から、恒常的に診療の可否や空きベッドの数などの情報を提供してもらい、消防隊員などに提供できるようにします。
また、運用に当たって、傷病者の搬送の際に受け入れ病院との調整を行なうコーディネーターを配置するとしています。システムの整備は自治体ごとに行いますが、必要に応じ国が費用の一部を補助するということです。
この骨子案は、来週にも設置が決まる自民党との作業部会で検討される見込みで、公明党は今の国会中に法案を成立させたい考えです。(22日19:05)