【東京】米兵女子中学生暴行事件を受け、上京中の県議会代表団(団長・親川盛一米軍基地関係特別委員長)は19日午前、横田基地(東京都)の在日米軍司令部を訪ね、ジェームス・F・フロック副司令官に暴行事件をはじめ米兵による不祥事が相次いでいることに抗議し、より実効性のある再発防止策を講じるよう強く求めた。
親川団長によると、フロック副司令官は19日午後、横田基地に在日米軍基地の司令官らを集め、再発防止や綱紀粛正について会議を開くことを明らかにしたという。
同副司令官は、暴行事件の後も米兵の不祥事が相次いでいることに対し「本当に残念で許されないことだ」とした上で、今後も継続して米軍側で協議しながらより効果的な再発防止や綱紀粛正、教育プログラムなどを検討する意向を示したという。
基地外に居住する米兵の実態については「人数や階級など把握する必要がある」としたが、具体的な説明はなかった。日米地位協定見直しの要望については「今後起訴され、裁判も日本側で行われる。日本の捜査に最大限協力したい」と述べるにとどめたという。
一方、県軍用地転用促進・基地問題協議会の要請団(団長・安里カツ子副知事)は同日午前、在日米大使館を訪れ、同様に抗議した。
(2/19 16:01)