野菜の魅力を語る大桃さん(京都市下京区・キャンパスプラザ京都) |
消費量が減少している国産野菜のおいしさを見つめ直すフォーラムが21日、京都市下京区のキャンパスプラザ京都であった。「野菜ソムリエ」の資格を持つタレントの大桃美代子さんが「作る苦労を知ればひと味違う」と、家庭での栽培を呼び掛けた。
近畿農政局(上京区)が企画し、市民約150人が参加した。
大桃さんは、野菜や果物の正しい知識を伝える日本ベジタブル&フルーツマイスター協会の資格「野菜ソムリエ」を持ち、昨年からは古代米作りにも挑戦している。
トークショーで、大桃さんは米作りの経験に触れて「自分で時間、手間と思いを込めた物が一番おいしい。小さなハーブやパセリでも、自ら育てることで作り手の苦労が分かり、野菜の魅力を再発見することにつながる」と話した。畑でもぎたてのトマトを食べた時の感動も語り、「これが本物だという自分の物差しを持つことが、食では大切」と訴えた。
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