福田康夫首相は22日、24日からの韓国訪問と25日の日韓首脳会談を前に、首相官邸で韓国メディア各社とのインタビューに応じ、李明博次期大統領を7月開催の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)に招待する考えを正式に表明した。韓国との経済連携協定(EPA)交渉については「両国関係をより高いレベルに持ち上げていくために必要だ。交渉のためのスタートを早く切りたい」と述べ、首脳会談で早期再開を提起する考えを示した。
北海道洞爺湖サミットでは、主要8カ国(G8)首脳と招待国の首脳が対話する拡大(アウトリーチ)会合を開くことになっており、今回の首脳会談で招待を伝える方針だ。首相は招待する理由について「成熟したアジアの主要国であり、一緒に協議する仲間・隣人だ」と強調した。同時に、サミットで北朝鮮の核問題も取り上げる考えを示し、「このことでも(両国が)協力し合える」と述べた。
また、日韓首脳会談に臨む姿勢について「お互いの理解を深め、さまざまな分野で未来志向の友好関係を深めていくことが大事だ」と述べ、「未来志向」の関係構築を確認したい考えを示した。
その上で、韓国メディア側が「過去の問題」について言及すると、「過去から目をそらさず、反省すべき点は反省するという勇気と英知が大事だ」と述べた。その一方で「言葉で謝るのがいいのかは、私が申すまでもないことだ。成熟した両国関係のために日本も努力するが、韓国側の理解や協力も必要だ」とも訴えた。
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