2008年01月17日 更新

舞台は宮崎!東国原“知事役”で地元PR−フジ系「裸の大将」

 昨年9月に放送され高視聴率をマークしたフジテレビ系スペシャルドラマ「裸の大将」の新作に、東国原英夫宮崎県知事(50)=写真=が出演することが16日、分かった。同県を舞台にした今春放送の「裸の大将〜宮崎の鬼が笑うので〜」(仮題、後9・0)。東国原知事は知事役で登場し、“2代目裸の大将”の塚地武雅(36)と共演。ついにドラマでもおらが故郷をPRする。

 故芦屋雁之助さん主演で昭和55年から17年間続いた人気ドラマ「裸の大将」を引き継いだ塚地版の第1弾は、昨年9月に放送され、平均視聴率18.4%と高い数字を獲った。

 ゴールデンタイムのこの数字に、お笑いタレント、そのまんま東として活躍し、“テレビの力”を知る東国原知事が目をつけないわけがない。

 就任後、報道、バラエティーなどさまざまなテレビ番組に出演し、ドラマでは、16日放送のTBS系昼ドラ「京都へおこしやす!」にも登場し、特産物をアピールしたばかりだ。宮崎県のPRのためなら、使えるものは何でも使おうという使命感に燃えてか、同知事は、今回のフジ側の出演オファーも快諾した。

 塚地扮する山下清が南国・宮崎を放浪し、県庁を訪れ、知事と絡むという設定。詳細は明らかにされていないが、関係者は「例の言葉が知事の口から出るかもしれません」と“どげんかせんといかん”の決めせりふの登場をにおわせた。

 今月行われる撮影は、宮崎県庁庁舎を使い、初のドラマロケを敢行。知事は公務の合間を縫って2時間程度の撮影に参加する予定で、「気候も人も温かい本県で、どんな出会いと感動の物語が展開するのかとても楽しみです。微力ながら私も出演者の1人としてドラマを盛り上げたいと思いますので、皆さん、ぜひ、ごらんください」とコメントを寄せた。

 一方、続投が決まった塚地は「偉大な前作に対するプレッシャーを感じながら、そしてイメージを裏切らないようにとか、力が入った部分が多かったように思います。第2弾はその気持ちを失わず、プラス楽しみながら撮影に挑みたい」と前作以上の意気込み。東国原知事との共演については「知事としてもそうですが、芸人の先輩としても尊敬していますので、非常に楽しみです」と心を躍らせている。

★マドンナ役に大塚寧々

 宮崎編には、マドンナ役で大塚寧々(39)が出演。大塚は13年前、芦屋さんの「裸の大将」時代にもマドンナを演じており、シリーズ初の2度目のマドンナとなる。大塚は、離れて暮らす息子の健一(澁谷武尊)と一緒に暮らす日を夢みて、懸命に働く焼酎会社のひとり娘。家出した健一少年と出会い、一緒に旅をする清が、親子のためひと肌ぬぐが…という物語。共演はほかに梅宮辰夫、金子昇、野川由美子、柴田理恵、きたろう、水川あさみ、森本レオ、津川雅彦ら。

★深夜にボウリング見て癒されてます

 東国原知事は16日、「第15回ボウリング・マスメディア大賞」の特別功労賞を受賞。都内で行われた表彰式で「宮崎の深夜番組には女子ボウリングがありまして、公務の後、独身の夜を癒してもらっています」などと笑わせた。