二十二日午後零時十二分ごろ、福岡空港の滑走路上で、離陸待機を指示されていた仁川(ソウル)行きアシアナ航空131便エアバスA330(乗客乗員百五十三人)が、管制官の離陸許可がないのに滑走を始め、離陸するトラブルがあった。けが人などはなかった。
国土交通省によると、直前に誘導路上のヘリパッドから離陸するヘリコプターに離陸許可をしたところ、アシアナ機が離陸滑走を始めた。このため、ヘリには誘導路沿いに滑走路と平行に離陸するよう指示した。
当時はほかに航空機はなかったため、安全上の問題はなかったという。管制をめぐっては新千歳空港で日航機が離陸許可を受けないまま滑走を始めたトラブルが十六日にあったばかり。
国交省は、アシアナ機が管制官の指示を聞き違えたとみて調べている。
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