Microsoft IntelliMouse(R) Optical
●さすがに5年経つからな
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マイクロソフト インテリマウス オプティカルの左スイッチの調子が悪くなってきた。
普通にドラッグしてるのに、ダブルクリックと判定しやがる。
(まるでチャタリング)
さすがに5年ぐらい使ってるしな。
ただ、壊れたのが深夜なので、すぐには買いにいけない。
月刊誌の連載の締切もすぐそこなので、いま、ただちに修理する必要がある。
作業自体は慣れてる。
パソコンショップ(山崎屋)をやってたころ、マウスのスイッチ交換サービスをしてたしな。
サービス自体は大赤字だったけどな。
だって 何種類もスイッチを在庫しないといけないんだよ?
(写真右・いまでも当時の在庫がちょっと残ってる)
そりゃ赤字にもなるわ。
でも、マウスのクリックの「質感」にこだわる人とかには 好評だったな。
さて、ちょこっと バラしてみたところ、ジャンクパーツの中にも 壊れたスイッチと似たようなスイッチがあったので、それと交換することにした。
質感(レスポンス)は この際、二の次。
動くことが優先、優先!
1.部品 材料
オムロン 極超小形基本スイッチ
D2Fなんでかしらんが、パーツとして持ってた
D2F-01L (一般型)
でも ホントは D2F-01F(低荷重型)がデフォルトパーツ今回は これだけ。
あと道具として、ハンダゴテ。
ハンダ吸引線(バラ線やメッシュコードで代用)があれば便利。
2.分解&取り付け 背面の足をはがす。
POINT ハメころしだと 思ってる人 多いみたいだけど、
ちゃんと ネジ止め だよ。
(これが 最初にして最大のトラップかもしれんな)![]()
ネジx 2本をはずす。
(ネジはこれしかない)
すると、このように開く。 ツメが クリック部分にある。(左右 二ヶ所)
POINT
スライド気味にはずれるようになってるので、慎重に。
屋根をはずすと、このようになる。
POINT
配線をはずす。
このはずれかたが めずらしい(笑)
つい 茶色の部分が抜けると思ってしまったのだが、実際は 茶色を 少し抜いて ゆるめることで、このように根元から抜ける。ジョグをはずす。 基板は、床からのツメ・二ヶ所で固定されている。
この部分をはずす。こんなカンジ D2F-01F-T というスイッチ でも 手持ちは D2F-01L しかない。
違いは「クリックの重さ」だけなので、今回は これでやる。ハンダ吸取用、バラ線を使う。 ![]()
うまく ハンダを溶かすと、このように きれいに抜ける。
もともとのスイッチを ニッパなどで ある程度・破壊すると やりやすかった。あたらしいスイッチを取り付ける。
わずかに曲がってハンダ付けしちまったが、この程度なら影響あるまい。ついでに 屋根 を、きれいに磨いた。 この三点を 組む。 できあがり
●そんなに違和感ないなぁ
今回 つけたスイッチは、従来の倍の荷重(0.74N→ 1.47N)なのだが、違和感はそんなにない。
むしろ はっきりしたクリック感になったので、私としては こっちのほうがいいかも。
いずれにせよ、これで また5年使えるかな。-
・・・ MSインテリマウスは「5年保証ですよ」と、スタッフから忠告。
保証書なんか 捨てちゃってるよ!
(2005/09/03・山崎はるか)