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 山陰総合 :  「石島=独島」説否定の記述見つかる
鬱陵島が鬱島郡へ昇格した経緯を記載した1906年7月13日付の皇城新聞。波線部分が郡の範囲を示した記述
 日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)をめぐり、韓国側の主張が崩れかねない韓国の史料が、島根県が定めた22日の「竹島の日」を前に、竹島問題を研究する兵庫県在住の男性会社員(33)によって公開された。専門家も注目している。

 史料は大韓帝国時代の「皇城新聞」の1906年7月13日付の記事。日本が竹島を島根県へ編入した5年前の1900年に大韓帝国政府が出し、石島が独島とする韓国側の主張の根拠になっている勅令で、韓国・鬱陵島を鬱島郡へ昇格した経緯が書かれている。

 記事は「郡所管の島は鬱陵島と竹島(チクトウ=現在の竹嶼)と石島。東西六十里、南北四十里」としている。韓国の1里は0.4キロで、東西24キロ、南北16キロ。現在の竹島は鬱陵島の南東92キロで、数字が郡の範囲を示すものとすれば、韓国側の主張は崩れる。

 男性会社員は「石島の所在位置を示す史料はこれしかなく、石島と竹島が別なのは明白」と指摘。「数字は鬱陵島を指したもの」との韓国側の反論を想定し、「記事は鬱陵島について記してなく、郡の範囲を示したものと見るのが妥当」とした。

 記事が触れている数字は、鬱陵島の大きさの東西10キロ、南北9.5キロとも異なることから、例え韓国側が鬱陵島を指したものと主張してきても、説得力を欠くことになりそうだ。

 古地図から韓国側が自国領の根拠とする島は異なると指摘した島根県竹島問題研究会で座長を務めた下條正男・拓殖大教授は「興味深い内容」と評価。副座長だった杉原隆・島根県竹島研究顧問も「主張の正当性が実証された」と述べた。

 男性会社員は「杉野洋明」の名前で、自らのインターネット上に研究成果を公開している。


 石島(ソクト) 日韓併合前の大韓帝国政府が1900年に出した勅令第41号で鬱陵島を鬱島郡へ昇格する際、行政区域を「鬱陵島と竹島と石島」と定めた。日本側が現在の竹島を島根県に編入した1905年より早い上、発音が似ていることから、韓国側は、石島は竹島の韓国名である独島(ドクト)のこととし、自国領とする根拠としている。

('08/02/22 無断転載禁止)

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