「捕鯨反対」落書き? 旭川のカムイスキーリンクス ゴンドラの半数以上
(02/22 08:00)
捕鯨反対のメッセージと受け取れる落書きが書かれたゴンドラ
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【旭川】旭川市神居町西丘の民間スキー場「カムイスキーリンクス」のゴンドラリフト内で、捕鯨反対のメッセージと受け取れる落書きが多数見つかっている。クジラの絵とローマ字で「TABENAIDE(食べないで)」と書かれ、“被害”は百三台あるゴンドラ(四人乗り)のうち、六十二台に上る。海外では調査捕鯨反対論が強まっており、海外から訪れたスキーヤーらがゴンドラ利用中に書いたとみられ、同スキー場は対応に苦慮している。
ゴンドラは全長約二千四百メートル。落書きはオーストラリア政府や米国の反捕鯨団体による調査捕鯨への反対の動きが道内でも報道された一月から増加。黒や緑色のマジックで書かれたらしく、漫画風に描かれたクジラが「食べないで」と訴えている。こうした行為は器物損壊罪などに当たるが、今のところ、誰が書いたかは特定できていない。同スキー場は三月下旬の営業終了後にすべて消す方針。
道内では近年、オーストラリアなどからの外国人スキー客が急増。同スキー場も誘致に力を入れる中、国際交流に水を差しかねない落書きに「これ以上の迷惑行為はやめてほしい」と困惑顔だ。