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食の安全学再び:まるで農薬カクテル? ニュース記事に関連したブログ

2008/02/21 17:31

 

■なんか、農薬・殺虫剤の名前の中国語ばっかりおぼえてしまうね。甲拌磷(ホレート)、対硫磷(パラチオン)、甲基対硫磷(メチルパラチオン)、敵敵畏(ジクロルボス)。ここまでくると、きっと、内吸磷(デメトン)とか六六六(ベンゼンヘキサクロリド)とか滴滴涕(DDT)とかもそのうち検出されるような気がする。まるで、農薬カクテルだね。ちなみに、上にあげた農薬のうち中国で生産・使用ともに禁止されているのは、パラチオン、メチルパラチオン、六六六、DDT。でも、とうの昔に禁止されているDDTなども、たまに残留農薬検出の報告で名前があがったりするので、まったく、この国の農薬使用状況は得体がしれないよ。


■パラチオンは1605、ホレートは3911、デメトンは1059、という数字でも知られているので、中国語検索ネットで、残留農薬、中毒という用語と一緒に検索すると、中国の新聞記事で、これら農薬がどれほど残留農薬問題や中毒事件、投毒(故意に農薬を食品に入れる)事件を引き起こしているかがわかる。

■しかし、これだけいろんな農薬、しかも日本では使われていないものばかりがでてくると、やはり原因は中国側にあるという気がますます強くなってくる。実は問題は、毒性の強さからいっても、事件の性質からいっても、メタミドホスギョーザより、ホレートカツ(アスパラ)の方が問題かもしれない。


■ホレートカツの製造現場、山東省仁木食品について、ホームページから紹介。コメントで指摘されたとおり、ニッキフーズ独資(360万㌦)の食品加工工場で、山東省より1997年3月に批准されている。さっき電話かけたら、「不太清楚(よくわかりません)」の連発で、まだ対応策が協議されていないもよう。


■産品のすべてが輸出用。工場従業員は1200人でうち720人が大卒、専門学校卒の技術員でレベルはたかい、はず。日本農林水産省衛生注冊(登記)企業、つまり日本農水省お墨付きの企業だ。しかもISO9002品質システム認証を取得している。東京国際食品飲料博覧会(第24回、第25回)で高い評価をえて、味、香り、栄養の三拍子そろった、食肉、野菜加工製品、粉ものなどは海外でもひっぱりだこ。年間6000トン(1・1億元)の生産量をほこっているパーフェクトな食品加工企業、のはず。

■なのにどうして、ホレートが検出されたのか?しかも1・2ppmとはけっこうな濃度だ。中国でこのホレートは、まだ国内で生産みとめられている高毒性有機磷農薬殺虫剤。ただし、国家としては野菜、果樹、茶樹、漢方薬草には使用するなと命令している。アスパラって野菜だから、本当はつかっちゃだめなんだよね。だが、じつのところ、中国の残留農薬問題の上位に必ず登場するから、みんな使っているんだろう。

■アスパラガスから検出されたホレートはどういう原因かまだわからないが、濃度やホレートの国内流通状況から考えると、残留農薬のような気もしないでもない。例のメタミドホスギョーザとは別個のケース?ホレートは粉剤で使うことが多く、固まって野菜表面上に残ることがあるそうだ。もし、残留農薬、ということだったら、ISOも、農林水産省お墨付きも、ポジティブリストも、いったいどういう意味があるのか、考えなおさないといけないね。

■昨年7月、ホレートの毒性を示す、結構、衝撃的な事件があるので、これは紹介しておこう。7月26日、吉林省吉林市の肥料会社で〝化学肥料〟の袋35トン分を一袋5元の運搬料でトラックへの積み込み作業を行っていた、出稼ぎ者4人が、作業中、急に体がかゆくなり、ふるえだし、気分が悪くなってショック症状を訴えた。化学肥料だと思いこんでいた袋の中身は実は、劇薬農薬のホレートだったのだ。病院の緊急措置で命は取り留めたものの、4人のうちひとりは、精神異常をきたすなど重い症状だった。会社側がちゃんと防護措置を提供しなかったということで、責任を認め、相応の賠償金を支払って解決したそうだが、袋ごしにふれただけでも、中毒になるほどきつい農薬ということだ。

■しかし、化学肥料と思わせて、無防備な出稼ぎ者に、安い賃金で劇薬農薬を運搬させるなんて、農薬を取り扱う企業にしちゃあまりにいい加減、無責任、非人道ではないか。ひょっとして、こういう感覚で、農薬店でも、農業の現場でも、劇薬農薬が取り扱われているんじゃないかな、そうだとすると、ISOもポジティブリストもすりぬけて、たまに残留農薬ぐらい検出されることもあるだろう、と思ってしまうのである。それが、安さの代償といわれたら、日本の消費者としては、どうするかね。私なら、自分は安さと手軽さの魅力に負けて食べるかもしれないけれど、子供とかには食べさせたくない、と思うかも。



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2008/02/21 20:05

Commented by nhatnhan625 さん

福島さん、いつもおもしろいエントリありがとうございます。

それにしても、こういう現状、日本企業が指導をしてもなかなかむずかしそうですね・・・・。

 
 

2008/02/21 20:59

Commented by sakuratou さん

基本的な発想が「検査に合格するかどうか」ですから。日本が検査しない農薬などロシアンルーレット状態ですね。中国の某大手ウーロン茶メーカーの社長も「農薬を使わなきゃいいお茶は出来ない。日本人は気にしすぎ」なんて平気で語っていましたから、彼らは死なない程度に調整できるのでしょう。

 
 

2008/02/21 22:08

Commented by izu-chan さん

こんにちは。

福島様の収集情報の分析能力は見事というか。
イージス艦「あたご」の事件の
「自衛隊が悪い・自衛隊は嘘つきである」を
前提にして
「海上衝突予防法」 も
「運行経路シミュレーション」も
「目的経路」も
考えずにただただ垂れ流しているマスコミを見ると
「怒る」とか「泣く」とか「情けない」とかを超えてもうねえ....

 
 

2008/02/21 23:07

Commented by matu3 さん

初めまして福島さん。
いつも仕事柄ROMさせて頂いております。

件の「農薬カクテル」の影響で山東を始め河北、福建、遼寧の各CIQで生鮮野菜について事実上対日輸出を止めているという情報があります。

昨年のしょうがの残留農薬違反の際も山東などで同様の事例がありましたが、今回は他省や農産加工品・肉加工品にも波及する可能性があるかも知れません。止めれば違反は起きませんからね…

現地では何か情報は入っているのでしょうか?

 
 

2008/02/21 23:17

Commented by silverwolf さん

福島香織さま

こんばんは。
しかし中国の管理体制というのは一体どうなっているんでしょうね。
しかも日本のマスメディアは農薬検出の話をだんだんと放送しなくなってきていますし。

 
 

2008/02/21 23:20

Commented by 切葉鳩 さん

こんばんは。
恐ろしいのは、これだけ毒性の高い薬剤がなぜか通していること、どこがどこで作ってどのように売られているかが、よく見えないことに不気味な怖さを感じざるを得ませんね…

さらに農村部では識字率が低いため、おざなりな使い方をしている、と聞いたことはありますが。

 
 

2008/02/22 01:24

Commented by ニッポニア・ニッポン さん

農産物も「ドーピング」のいたちごっこ状態と同じ?(笑)。障害が出たり死人が出るまでは「安全」ということにしておく、っていうことなんでしょうかね。現実に犠牲者が出れば対症療法的処分処罰で、常に実地での一発勝負の人体実験ってのがまさにリアルということでしょうか。あまりにも現実主義的。日本人の「リスクゼロ求めたがり」とは対極の生き方かも・・・。

 
 

2008/02/22 02:07

Commented by 福島香織 さん

To nhatnhan625さん

 なんか、あまりたくさん、農薬でてくると、感覚がマヒしちゃいますね。実は残留農薬って、けっこうふつうにあるのかな、とか。

 
 

2008/02/22 02:08

Commented by 福島香織 さん

To sakuratouさん

 まあ、交通事故より確率ひくいや、とかいってなれてきそう。

 
 

2008/02/22 02:11

Commented by 福島香織 さん

To izu-chanさん

いつの時代も、権力を持つ方が、とりあえず悪者になるんです。でも、それが正常かも。

 
 

2008/02/22 02:13

Commented by 福島香織 さん

To matu3さん

 ポジティブリストがあまりにもうざったいので、ロシアとかに輸出先をかえていこうという動きがあるとは、かなり前から聞いています。でも、今の日本の状態をみれば、輸出は自粛しますよね、ふつう。

 
 

2008/02/22 02:15

Commented by 福島香織 さん

To silverwolfさん
 まだ、中国側に原因があるかはわかりませんが、かりにISOとかHACCAP認証の工場で、残留農薬とか農薬の人為的混入があったとしたら、何を信用すればいいのか、わかりません。

 
 

2008/02/22 02:18

Commented by 福島香織 さん

To 切葉鳩さん
>農薬をつくる企業、売る店、使う農民、みな、安全ということへのこだわりが少ないのは確かだと思います。

 
 

2008/02/22 02:18

Commented by 福島香織 さん

To ニッポニア・ニッポンさん

 ハツカネズミは私たちだったりして?

 
 

2008/02/22 05:22

Commented by くぼた さん

福島香織 さん

貴重な報告にいつも感謝です。
怖い怖い。食料の自給率など考えた事も無い日本人には良い薬です。
決してこの現況を忘れないようにしたいものです、そして1日も早く日本企業は人間の生命を軽視する国から撤退すべき。

 
 

2008/02/22 05:38

Commented by truth110 さん

日本の毒物専門家の中には汚染されていたのはアスパラガスでなく、小麦粉かパン粉だと指摘している人がいます。虫がわいたら廃棄するという日本の常識は通用しないようです。もったいないから殺虫剤を混ぜて使っちゃおうというのですから・・・。自分さえ良ければよいというのは民族性なんですかねぇ。

 
 

2008/02/22 08:10

Commented by takahashi さん

福島香織 様
新聞ではなかなか読めない内容で、何時も楽しみにしています。
大分前に、中国へ短期の技術指導に行ったことがありますが、
指示しても殆ど守られず、それでも言い訳だけはちゃんと行う
という対応に面食らった記憶があります。
ところで、今回の餃子問題は両国の警察間の交渉に移ったようですが、
他国の非は声高に責め立てても、自国の不始末はなかなか認めたがらないというお国柄ですから、「友好第一」の名の下に、曖昧決着で終わるような気がしてなりませんが、如何でしょうか。
それよりも、日本人が反省しなければならないことは、農産物を栽培するには、生産量の数千倍の水が必要だそうですから、深刻な水不足が報道されている中国産の農産物に、安いからと言うだけで頼っていながら、問題が起きるとヒステリックに騒ぎ立てるのは、日本の「消費者」の我が儘と言はざるを得ないのではないでしょうか。

 
 

2008/02/22 09:50

Commented by Bookers さん

福島さん、こんにちは。

日本の警察庁が「毒が混入したのは日本である可能性は低い」としたのに対し、中国の、肉まんみたいな顔した例の報道官が「証拠もないのに勝手なこというな」と会見で言ってました。
ふざけるな、そっちなんか、まだ状況も分からないうちに流通過程での可能性があるなんて、好き勝手言ってたじゃないか!

ところで中国五輪委員会が、他国の食べ物の持込みはダメって言ってましたが、確かなんでしょうか?
選手さえもダメ?

 
 

2008/02/22 10:34

Commented by mapotofu さん

福島香織

今回ばかりは、中国も困っているようですね。犯人を挙げると「やはり中国製の冷凍食品は危ない」、知らぬ存ぜぬとシラをきると「やはり中国政府の言うことは信じられない」となって消費者の足が自然と中国製の食品から遠のくからです。
日本人は馬鹿ではありませんから足で中国政府に判断の結果を突きつけます。
これは本題から外れますがどうして生協からばかり中国製の農薬入りの冷凍食品が見つかるのでしょうか。

 
 

2008/02/22 11:12

Commented by hanehan さん

食品での農薬の検出については、マスコミにも上るようになりましたが、漢方薬の原料である『生薬』については如何なものなのでしょう?
漢方薬の製薬メーカーは、「契約農家の産品を使用している」と言っていますが、莫大な流通量や多品種を考えると「落とし穴」が存在してもおかしくないように思います。

 
 

2008/02/22 11:57

Commented by tenyoufood さん

ギェーザ事件以来、
中国で農薬を使うのが諸悪の根源のようなに皆思っているようだけど、
中国が今の開放経済政策を進められるのもこれや殺虫剤の恩恵なのだ。

かつて中国の農村では、
鼠、雀、蝗の被害が多くて近隣の村総出で朝から夜までドラや太鼓を鳴らして疲れた雀が飛べなくなるまで雀を追い払い退治したし蝗の被害で収穫目前の作物が全滅したのは毎年の出来事だったので大躍進政策で餓死者が出たのは人民公社などの政策だけが原因では無かった。

かつてはアフリカでも、
蝗の被害は大きかったが最近はニュースになっていない。中国ではかつてのような害虫などに因る作物被害が無くなり安定した食糧生産量が確保できるようになったのが現在の経済成長の最大原因なのだ。

庭いじりをしている人は解るだろうけど、
農薬を一度使って知ったその効果は忘れがたい。例え少量でも農薬を使うのを止めることはできなくなる。

農薬も肥料と同じで、
その種類と散布時期と散布濃度と散布量を駆除対象の害虫ごとに細かく決めてそのとおりに使用すれば害虫被害と農薬による人体被害を適切に保てる。

今の中国では、
農薬使用限度の見境無く撒き散らしているのではないかと想像するので「農薬の適正使用(時期や使用量を含めて)」を農民に指導する体制を広めることを中国政府に望む。

 
 

2008/02/22 12:16

Commented by tenyoufood さん

かつての日本での農薬散布方法;

ヘリコプター散布:
村の田んぼ全部の上を農家も井戸も川にも撒いた。

人力散布:
農薬入りタンクを背負い稲の間を歩きながらモウモウと農薬を撒いた。

ネズミ捕り団子:
毒入り団子を鼠の居そうなところに置いておく。

農薬散布では、
人家や学校の傍でもどこでもこの方法は取られたので息を止めても吸い込まざるを得ないし衣服にも飲料水にも散布対象作物以外の作物にも隣近所に風にされて広がっていったので農薬中毒死する子供や大人も絶えなかった。

毒入り団子では、
間違って食べたり食べさせたりで死者も出た。

もちろん、
これらの農薬を使った殺人事件もあった。
(今は入手できる人が限られるのですぐに犯人が捕まる。)

農薬カクテルは、
そういう懐かしい日本を思い出す。

 
 

2008/02/22 12:23

Commented by tenyoufood さん

13億の人口が飢えていないのは中国の歴史始まって以来の慶事ではないか?!

参考資料:
自国産の穀物(家畜飼料用を含む、米,麦,トウモロコシ)自給率
(注;カロリー基準なのか生産vs消費重量基準なのか不明)

1999年:
イスラエル;4% サウジアラビア;23% 日本;23% 韓国;29% イラク;30%
スイス; 64% 北朝鮮;72% インドネシア; 86% ナイジエリア; 91% 英国; 100% 中国;101% インド;109% タイ; 144%

比較(英国は自給率倍増に反し日本は半減以下)
1961; 日本; 76% 英国; 53%
1999; 日本; 23% 英国; 100%

出典:
「イラスト図解 ニュースの地図帳 なぜ「そこで」おきるのか」
池上 彰著 講談社 2003年3月10日第4刷
ISBN 4-06-148347-1

注:
穀物はカロリー摂取の基本だが副食品目の需給は食習慣や国民所得に拠るので比較できない。

PS:
農水省のHPに食料自給率の欄があります。

http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/index.html

 
 

2008/02/22 12:23

Commented by fts01 さん

北京市、五輪食品安全を保障できる 食材・薬持参禁止
http://www.newschina.jp/news/category_1/child_31/item_9175.html
以下引用
北京市食品安全弁公室の唐雲華スポークスマンは21日の記者会見で、北京・夏の五輪期間中の食品の安全性について、「五輪大会に向けて構築してきた食品安全保障システムの導入によって、選手に提供する食品の安全を確保できる」と強調。また、五輪の際、米国代表チーム用の全ての食材・飲料水を中国の外から持ち込む計画があったとの報道について、「北京五輪大会用の食材の安全基準は国際基準より厳しいものとなっているばかりでなく、食材の種類では各国選手の食習慣の違いを配慮している。選手らの食安全需要に対し完全に満足でき、海外から食材の持参は認めない」と述べ、当計画を反対する見解を示した。
引用ここまで

持ち込ませないって・・・・
何考えてるんだか。ドーピング引っかかる選手続出とか容易に想像が付いたり・・・

 
 

2008/02/22 13:05

Commented by kashiwa123 さん

To tenyoufood さん
中国?からのコメント御苦労様です。
最近は「日本人を刺激しないで中国を擁護する」ための巧妙な書き方を習得なさったようですね。

しかし、お気の毒ですが、すでにほぼすべての日本人の頭に「中国はこわい」という情報がしっかりとインプットされてしまいました。
隣近所のおばちゃん達は買い物をするとき、表示ラベルを見て「中国」という文字があるかどうかを必死に探す、そうですよ。健全な感覚ですね。ロシアンルーレットは誰だっていやですからね。

今後日本国民は、加工食品の原産地表示徹底と、最終加工地の表示併記を政府に要求していくことになるでしょう。

 
 

2008/02/22 13:42

Commented by jess-kun さん

福島記者、お久しぶりです。
 さて今朝の(22日)産経を読んでいたら、「生鮮野菜の農薬検査が厳格になり、残留農薬のありそうな野菜は加工食品用に廻しているのではないか。加工食品の検査が、雑菌検査だけであることを突かれたようだ。」という趣旨の記事を見ました。これは、日本の警察当局の見解だったかな、あるいは福島記者?
これの裏づけは取れましたか。中国ではこのようなやり方(野菜の捌(は)かせ方)は普通ですか。加工食品へ廻したときの検査はどうなっていますか。まだ猛毒を含む農薬は使われているのですか。薬品に・農薬はいつまでもしおらせない・色づかせる・腐らせない…などがあるそうですが、どのような使い方をされているのでしょうね。

 
 

2008/02/22 13:59

Commented by tenyoufood さん

To kashiwa123さん
>To tenyoufood さん

かつての中国や日本のありのままの姿を書いただけですから中国産農産物品を怖いと思うか否かや買うか買わないかの選択はおばさん達の思うとおりにすればいいことです。

 
 

2008/02/22 14:08

Commented by tenyoufood さん

To jess-kunさん

加工食品の検査が、雑菌検査だけであることを突かれたようだ。」という趣旨の記事を見ました。

このことは私が以前に「もういちど聞いてみる?」或いは「その後の後の記事の投稿欄」に書いています。

isoとかhaccapは、
「衛生管理品質管理を文書にしてそのとおり実行されていることを絶えず検証して証拠を残せ」ということの指針です。

従って、
食品会社や薬品会社が品質に関してこれらの規格を持ち出すときはそれらの規格に準拠したその会社の「ISO品質マニュアル」「HACCAP製造管理マニュアル」などの具体的記載内容は何か?を質問しなければISOもHACCAPも全ての工場に即適用できる規定を定めていないので的外れの質問になる。

 
 

2008/02/22 14:18

Commented by laska-take3 さん

初めまして。
自分の生活で一番中国に深い関わりがあるのは、毎日の食卓という一主婦です。
コメントが書きたくて、会員登録しました。

今まで、中国の食材や製品に対して、あまり神経質になってもなぁ・・・という感じと、ちゃんとチェックしてくれてるだろうという考えで食材選びにもたいして気を使っていませんでした。

シロップ薬で死者が出たニュースを観てから、根拠はないんですが、(これから、色んな形でまだまだ出てくるゾ)と妙な確信があって、注意してニュースを観ていました。
ニュースが増えるに従って、中国製品からジリジリ後ずさりするようになりました。

なんとなく信用していたチェック体制も、そもそも検査対象じゃなきゃ引っ掛かりようがないんやねという基本の部分に今頃気付いた次第ですが、不信感はかなり膨れ上がっています。
中国の現状などを、もっと積極的に知りたいと思い、ネットで調べるうちに福島さんのブログに出会いました。

そこで周勍さんの本も再認知(というのは、以前、周勍さんが出た番組を観たことがあり、本も紹介されていたのですが、その時は、本を購入するまでの関心は持っていませんでした)し、さっそく購入しました。

最初は、内容に驚いていましたが、読み進むにつれ、ホントにこれが現実の話なんだか作り話なんだか、、、混乱というか、だんだん不思議な感覚を覚えました。

最後に「中国で食品を買う時の注意と選び方」という識別法が載っていましたが、これも、1つの食品を買うときに、ここまで(注意)しなきゃなんないのっ?!というようなことが書かれていて、すんなり信じることができませんでした。

福島さんのブログは、本の件だけでなく、新聞やニュースにはならないようなことも知ることができて、見つけた当初は食い入るように読み、今もちょこちょこ覗かせてもらっています。

 
 

2008/02/22 14:19

Commented by laska-take3 さん

長くなりますが、もう1点。
今、生協の宅配システムを利用しています。
重いものやかさ張るものなどを極近くまで持ってきてくれるので、とても重宝しています。

毎週もらう商品カタログには、原料や加工元が中国の場合、その旨も明記されているので、それを参考にしながら、もしかすると仕入れた原料が中国食材であることも頭に入れながら、商品をチョイスしています。
最近は、中国加工食品のリストが別プリントで添えられるようになりました。

それでも、また新たに別の食品に農薬が検出されるニュースが出てきてます。
自分の注文した商品(来週宅配分)を見直しながら、セーフとかアウトとか判定しなきゃなんないって、なんなんだろう・・・って思ってしまいます。

今回の件で、一番嫌な結末だなぁと考えるのは、他のニュースに埋もれて、最後はうやむやになってしまうことです。
今でも、加工食品も多少なり買います。
外食もたまにします。
知らないうちに口に入ってる分は仕方ないし、そこまで神経質になりたくないとも思ってますが、初めの一口の時に、自然と小さな決心をしてる自分がいます。
こんな博打したくないんですけど・・・(苦笑)

 
 

2008/02/22 14:22

Commented by koku さん

>Commented by 福島香織 さん
>To nhatnhan625さん
>
> なんか、あまりたくさん、農薬でてくると、感覚がマヒしちゃいますね。
>実は残留農薬って、けっこうふつうにあるのかな、とか。


そうなんですよ。こないだから私の頭には日本産の野菜は大丈夫なのか? という疑問が湧いています。

 
 

2008/02/22 14:28

Commented by tenyoufood さん

福島香織さんやその他の報道関係者への質問:

天洋食品や省国品質安全管理当局の記者会見でどの記者からも、
食品加工工場への、原料小麦、野菜、肉類、調味料、添加物類の受け入れ検査や納入業者の品質管理体制の評価結果や、それらの品目中の残留農薬分析管理体制について;

1)質問していないのは何故ですか?
2)質問したが報道できなかったのですか?

先ず、
入り口を確認しないと出口だけ騒ぎまわっても何も解らないし中間も解らないではないですか???

 
 

2008/02/22 15:04

Commented by jess-kun さん

tenyoufoodさん。貴重なご意見、ありがとうございました。
 貴コメントによって私が理解したことは、天洋食品あるいは山東仁木食品ごとの「ISO品質マニュアル」および「HACCAP製造管理マニュアル」を入手し、それに従ったこれまでの作業内容をトレースしなければならない…ということですね。
タイミングのよい上記質問は、これを下敷きにしているもの…と考えていいですね。確かにおっしゃるように、原材料の入り口検査や加工途中での検査が、上記“マニュアル”通りだったのかどうか、これを検証しなければならない…ということですね。
福島記者の回答が待たれます。

 
 
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