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また中国から…「青島ニラ肉焼まん」メタミドホス検出

2008.2.19 21:37

 大阪市は19日、中国山東省の「山東仁木食品有限公司」が平成18年8月2日に製造し、大阪市西淀川区の輸入業者「ニッキートレーディング」が輸入した冷凍食品「青島ニラ肉焼まん」から、0・22〜0・64ppmの有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」を検出したと発表した。この製品は、同月21日に2500袋、1500キロ輸入され、業務用として大阪府、兵庫県、広島県など6府県、10業者に販売している。

 市は原材料に付着していた残留農薬の可能性が高く、食べても健康への影響は出ないレベルとしているが、原材料のニラ(基準値0・3ppm)、ニンニクの芽(同)などに付着していたと推定されるメタミドホスの量は、食品衛生法違反にあたると判断。輸入業者はすでに74袋を自主回収しているが、市は同法違反で改めて回収命令を出すとともに破棄を命じる。

 市によると、この食品を食べた広島県内の70歳代の男性が「ニラ肉まんを食べてめまいがした」などと広島県に相談。同県が、食べ残し製品などを分析した結果、0・55〜0・64ppmのメタミドホスを検出した。男性は入院などはしていない。

 大阪市は、輸入業者が販売先から自主回収した74袋からサンプルを取って検査し、19日、8袋のニラ肉焼まんの皮や具にそれぞれメタミドホスが含まれていることがわかった。

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