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阪南市立病院が内科診療再開へ 

2008.2.22 03:01

 大阪府阪南市の阪南市立病院が昨年7月から内科診療を全面休止している問題で、同市は4月から新たに「総合診療科」を設け、内科診療を再開する方針を固めた。市は22日の市議会特別委員会で報告する。

 新たに設置するのは「総合診療科」で、内科系の病気の診察をはじめ、患者の症状を判断しながら各科へ振り分ける「窓口的」な役割も担う。

 常駐できる医師1人が確保できたうえ、非常勤内科医の確保の見通しも立ったことから新しい診療科の設置に踏み切った。

 また、4月からの存続が危ぶまれていた耳鼻咽喉科、眼科、リハビリテーション科、循環器科についてもこれまで通り非常勤医が診察にあたり、存続する。

 同病院は、これまで泉南市や岬町を含む約15万人医療圏の中核病院としての役割を担ってきた。昨年6月末、内科医全員が過剰勤務などを理由に一斉退職し内科を全面休止した。さらに、今年3月末に常勤医が退職することになり、4月から入院受け入れを全面休止する方針を決定。小児科、胃腸科外科、歯科口腔外科の3診療科のみの外来診療で、病院を存続させることを発表していた。

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 阪南市と泉南市と岬町の2市1町の首長らが21日、府庁を訪れ、橋下徹知事に、阪南市立病院の存続について支援を求める要望書を手渡した。

 岩室敏和阪南市長は「医師招聘(しょうへい)のため尽力してほしい、また、病院存続のため赤字地方債の発行を国に認めてるよう働きかけてほしい」と要望した。  

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