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北京市、五輪食品安全を保障できる 食材・薬持参禁止

2008/02/21(木) 17:58:20

 

北京市食品安全弁公室の唐雲華スポークスマンは21日の記者会見で、北京・夏の五輪期間中の食品の安全性について、「五輪大会に向けて構築してきた食品安全保障システムの導入によって、選手に提供する食品の安全を確保できる」と強調。また、五輪の際、米国代表チーム用の全ての食材・飲料水を中国の外から持ち込む計画があったとの報道について、「北京五輪大会用の食材の安全基準は国際基準より厳しいものとなっているばかりでなく、食材の種類では各国選手の食習慣の違いを配慮している。選手らの食安全需要に対し完全に満足でき、海外から食材の持参は認めない」と述べ、当計画を反対する見解を示した。

唐スポークスマンによると、五輪の食品安全を確保するために、政府当局は食品安全性の監視と追跡のシステムを構築してきたという。

食品安全性監視システムについては、生産基地から食卓まで生産(養殖)、加工、輸送、販売、調理など10分野において、原材料登録制度、企業自己検査制度、抜き取り検査制度、サンプル保存制度など監視測定を行い、ネット上に各日報が公表されることとなる。同システムの導入によって、30分以内で6万5000社の食品加工企業に不良品の回収指令を全て通達できるという。

追跡システムについては、端末にバーコードを読み取るだけで、果実野菜や家禽及び肉製品など生産(養殖)、入荷、加工、輸送、販売など全てプロセスにおいて、原材料に関する状況を把握することができるという。

記者会見に同席した北京五輪組織委員会競技サービス食品部の抗易チーフによると、コカ・コーラ、マクトナルドのIOCスポンサー2社と伊利乳業、青島ビールをはじめとする北京五輪のスポンサー10社、および国内の食品加工企業24社、計36社が北京五輪大会への食品サプライヤーとして指定された。物流では、合弁企業を含め、7社が五輪食品物流業者として選定された。ただ、五輪スポンサーを除き、関連企業の名前は公表できないとしている。

食材の入荷について、五輪スポンサー12社、政府指定の生産加工企業、物流業者の自社ルートという順位から順次入荷となっており、いずれのルートから入荷した食材はすべて五輪食品安全基準を満たさなければならない。

また、家禽肉製品食用と興奮剤の関連について、北京市食品安全監視測定中心の路勇主任は「2つの異なる概念だ。肉製品の食用による興奮剤検出される事例はいまだに聞いたことない」と述べて、五輪に提供する食材に興奮剤の成分が含まれる可能性を否定した。

米ニューヨークタイムズ紙の9日(現地時間)の報道によると、米五輪委員会(USOC)は、米大手食品企業ケロッグやタイソンなどの支援を受けて、同国の代表チームに牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類11トン3000キロ(2万5000ポンド)を北京に空輸する計画があったという。

記者会見に同席した北京五輪組織委員会競技サービス部の向兵萍副部長は、「国際五輪委員会の規則に基づいて、大会期間中、選手村に食材や薬の持ち込みは禁止となっている。
選手服用中の薬については、所在国代表チームの医療スタッフが税関の指定申請書類を記入し、許可を得なければ持ち込みできない」と明らかにした。
北京=川島尚子


 

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