今年1月から出産ができなくなっていた滋賀県近江八幡市土田町の市立総合医療センターが、4月から常勤医師、非常勤医師各1人を雇用し、同月から6月以降の出産予約を再開することが21日分かった。
同医療センターの産婦人科は、昨年7月に常勤医師が辞めるなどし、昨年6月末に、今年1月以降の出産の予約を停止していた。
現在いる常勤医師2人に4月から常勤1人、非常勤1人の医師が加わり4人体制となるため、1カ月30件を上限に6月からの出産を受け入れることにした。
同医療センターの医師充実を求める署名運動などを繰り広げてきた同市の市民団体「地域医療を守る近江八幡市民の会」の伊地知久凱事務局長は「市の努力がみられるが、まだ非常勤医師もいて不安定な部分があり、引き続き注視していきたい」と話している。
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