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2月21日のながさきニュース
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長崎新聞
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島原病院呼吸器内科の休診回避へ署名 患者ら長崎大に医師派遣要望
【島原】県立島原病院(島原市下川尻町)の呼吸器内科が三月二十二日で休診になるのを受け、同病院の患者らでつくる市民グループ「島原半島の医療を守る会」は、同病院への呼吸器内科医師の派遣を求める署名活動を始めた。
島原病院は島原半島の拠点病院。半島内には呼吸器内科の専門医がいる病院が少なく、肺がんや肺炎などの患者については、高度で専門的な治療を施す県立病院が大きな役割を果たしている。
島原病院の呼吸器内科医師は長崎大からの派遣。二〇〇六年八月まで二人が派遣されていたが、それ以降は一人になり、三月で派遣が打ち切られるという。
同会は一万人を目標に半島内で署名運動をし、長崎大に医師派遣を要望する。世話人の黒田克明さん(68)=雲仙市吾妻町=は「このままでは高度な検査、治療が必要な患者は島原半島以外の病院へ通わなければならなくなる」と話す。
長崎大医学部・歯学部付属病院の第二内科医局担当者は「(二〇〇四年度から義務化された)新しい臨床研修制度が始まって以降、第二内科医局への入局者が半減し、医師が足りない。休診は断腸の思い」としている。
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