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ロンドン市が自転車と歩行者の町に

2008年2月19日 9時35分 この記事を携帯に転送する

ロンドン市長はこのほど、同市を歩行者や自転車が利用しやすい町に変えるための計画を発表した。市内の300メートルおきに自転車の貸し出し拠点を設置し、計6000台を用意する。市内や近郊から自転車通勤する人向けには、自転車道を整備する。

「セントラルロンドン・バイク・ハイヤー・スキーム」と呼ばれる自転車の貸し出しサービスは、市が全面的に資金を拠出するもの。これによりロンドン市内では、自転車が電車やバスと同様の公共交通機関として位置付けられるようになる。市民や観光客が市内で自転車を利用しやすいように道路案内も実施する。通勤用の自転車道は、約12本を整備する予定。このほか、買い物客向けの自転車ゾーンや通学用自転車道、自転車優先道なども整備する。市内の道路案内板も改善し、市中心部を徒歩で移動しやすくする。駅や学校、店舗などの主要な施設周辺では、舗装の改良やベンチの整備なども進める。

ロンドン市は一連の取り組みにより、短距離は徒歩や自転車で移動する人が増え、市民の10人に1人が通勤に自転車を利用するようになると予測している。二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果は年間160万トンに上る見込み。同市は既に、自転車講習や駐輪場の整備、自転車利用を促進するためのイベントの開催などを行っている。(日経エコロジー)

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