それは時間を区切ることなく　いつでも　気ままに　貴方と私のタイミングが合った時に
昼も夜も朝も理解していないかのように　時間すら理解していないかのように
何度も何度も繰り返されるしあわせ
＜私＞　優しく命じられることに喜びを感じ　堪え切れず零れ落ちる吐息
＜貴方＞　言葉通りに動かすことに喜びを感じ　気分が高揚するのを抑えられず
＜二人＞　互いが確認する火照る身体　しあわせな時間　　
今日も　明日も　明後日も
昨日も　一昨日も　一昨昨日も
何度となく繰り返される　繰り返される　繰り返される......

貴女ガ消エテクレタライイノニ　永遠二　コノ世界カラ

そんな風に考えていた時もありました
しかし　その考えは間違いでした
貴女がこの世界から消えてしまえば貴女はあの人の心の中で永遠に生きる事にナル
あの人と貴女を別離させたいのに　それでは逆効果
ですから貴女は生きて下さい　この世界で　
あの人に関わることなく
永遠に関わることなく
二度と関わることなく
貴女の命が終わるその時まで関わることなく
生きて下さい

私から欲する時などほとんどと言ってよいほど無いのに貴方は常に私より上の位置から言葉を発するのですね
欲しいものを強請らされるのにすぐは貰えずにお預けを喰わされる私　
いつからMになったのだろう？
嗚呼　貴方　私は完全に貴方の奴隷になりました　自分でも気付かないうちに　
ベッドの上で私は貴方に逆らえないのです　絶対に　
貴方の一言でスイッチが入り　その瞬間から別の生き物となる私
貴方の前で跪き貴方の言葉に屈し貴方の言葉にこれ以上ない快感を覚え貴方の言葉通り厭らしく恥ずかしい姿を貴方の前に曝け出す
貴方と二人きりの部屋で　ベッドの上で　鏡の前で　バスルームで
リビングの机に手をつかされ　バスルームの壁に手をつかされ　手足を縛られ　目隠しをされ
後ろから狂うほど突いてやると言われアソコがどうしようもなく濡れ愛液を滴せる
貴方が私の脚を広げ隠れていた蜜壺を近くで凝視しているのを考えると恥ずかしさでおかしくなりそうです
意地悪な貴方はじっくりとソレを見た後私の前に回り私の目を見ながら私のアソコがどんな具合なのかを事細かに伝えてくれる...恥かしい...
私の脚の間に顔を埋めその細く長い指で執拗に愛撫　
舌先でいきなり　何の前触れもなく　とても優しく　とても乱暴に　とても自分勝手に　私を玩ぶ
まるで楽しんでいるように
意地悪な貴方　愛しい貴方 「私は貴方のおもちゃです　もっと私を感じさせて下さい」
もっともっと頭がおかしくなるくらい　頭が真っ白になって何も考えられないくらい
なんて不平等な関係
SとMの関係
ご主人様と性の奴隷の関係

欲しくて欲しくて堪らないときがあるわ
貴方が欲しくて　貴方の全てを束縛したくて堪らないときがあるのよ
信念も思想も　優しい瞳も　すべて
私をからかうその唇も　虐げるその言葉も　すべて
貴方に関連するものなら　すべて　すべて　欲しいの
うふふ　これね
貴方が私に言う言葉を真似てみたのよ
「欲しくて欲しくて堪らないときがある
お前が欲しくて　お前の全てを束縛したくて堪らないときがある
薄桜色の女性性器も　俺のものが欲しいと乞い願う瞳も　すべて
俺をよがらせるその唇も　鳴き声も　すべて
お前に関するものなら　すべて　すべて　欲しいんだよ」
ほら　ね　似ているでしょう？
私　貴方の真似だけは得意でかなり自信があるのよ
だって　貴方の動きすべてを忘れないようにしているんですもの
私よりもはるかに早足で歩いてゆく後姿　キーボードを叩く指先
私の足元に跪き奥の奥まで愛撫してくれる舌先　私の一番敏感な部分を爪弾く指先

少し遅くなりましたけど
お誕生日おめでとう
私はあいも変わらず貴方のことが大好きで愛しています
そしてこれからも

貴女が
どれ程声を枯らし　あの人を愛していると　好きと呟いても
その言葉はあの人の心には届かない
二度と　もう二度と届かない　今はあの人の隣に私がいるから

あの人が
貴女を愛すると　好きと伝える日も
二度と来ない　どれ程の時が過ぎ去っても　その日が来ることはない
これからは私があの人の隣にい続けるから

あの人は絶滅危惧種のよう　彼ほど一途で誠実な男はいない
あの人が私を裏切る日は永遠に来ることなく
あの人が貴女を愛する日も永遠に来ることはない

忘れた頃あの人の元に貴女から届く近況報告　その全ては私の知るところに
これから先も貴女からあの人に届く個人情報　全て私の知るところに
そしてその全てが私の手から離れ現実と仮想現実の世界へと流れてゆく

流れを止める手段はただ一つ
貴女があの人に関わらないこと　永遠に関わらないこと　二度と関わらないこと
ヘルプのメールもコールも全て封じ込め　あの人に関わらないこと

自分を守りたいのならば　自分の周りを守りたいのならば
恋人を　家族を　彼以外の友人関係を守りたいのならば　
早くその場所から立ち去りなさい
その場所で言霊を綴る事を止め
あの人と繋がる全ての事柄から手を引きなさい

貴女には恋人がある　あの人ではない貴女の恋人
その人だけを頼り生きなさい
自分を守りたいのならば　危険に身を晒したくないのならば　
貴女が見た過去の濃い影は　長い影は何一つ良いことを招くことなく
凶を呼ぶ
凶を招く

あの人が私にしてくれた約束
「あの女の住む街にはもう遊びに行かないよ」
「行くならお前も一緒だ」
「例え友人が一緒でもお前が一緒にいないのならあの女と会うことは絶対にないよ」
彼が私を抱きしめながらしてくれた約束
キスの前と後にしてくれた約束
二人の約束
大切な約束
破られることのない約束
永遠の約束

いや
恥かしいからそんなこと言わないで
「こんなにキレイなのは今までみたことがないよ」なんて
「本当に可愛いよ」なんて
今貴方が褒めてくれているのは　診ているのは
私の脚の間のあの部分じゃない...

小さいいたずらっ子のような瞳で彼が
「へぇ,ソフトなセックスが好きなの？」
「それなら次からは優しいだけの甘いセックスをしてあげようね」
「その方がいいんでしょ？いつもの焦らしや言葉責めはいらないんだね？」
「お前が頼んでも絶対に優しい愛撫以外はしてやらないからな!」

...いじわる...そんなこと...言われたら...その言葉だけで...私は...溶けてしまう...
今見られたら私の艶かしい陰部が貴方の目の前に...
ああ...そんなのは嫌...恥ずかしい...はずかしい...恥ずかしい...でも...それでも...
厭らしく光っている私の秘部を診てください...
私を...辱めてください...心も身体も制御できないくらい...

あの人が言う
私の目をしっかりと見ながら
愛しているのはお前だけだよ.と
過去の出来事をいつまでも嘆くのは馬鹿らしいよ.と
俺の心の中にはお前しかいないんだよ.
ほんの少しも他の女のことなど考えたことはないんだからね.と
だから二人で楽しもう.と
俺が起きて寝るまで考えているのはお前の事だけだよ.
あの女とはとっくに終わっているんだよ.
二度と戻る事などないんだよ.
何年も前の付き合いなのだから新しい付き合いが始まろうが
始まらないだろうがどれだけいい思い出でも記憶は薄れていくんだよ.
俺は過去ではなく今を生きているんだ.

嬉しすぎて私の瞳から一滴涙が零れ落ちる
その涙を彼が拭ってくれる
華奢な私の身体を優しく優しく抱きしめてくれる
頭を撫でてくれる
いつまでも　いつまでも私が泣き止むその時まで