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「米兵が暴行」比女性が被害届け 軍、隊員を拘束 沖縄

2008年02月21日11時48分

 沖縄県に住むフィリピン人女性が在沖縄の米陸軍兵に暴行を受けたとして、県警に被害の相談をしていることが分かった。県警から通報を受けた米軍は隊員を特定し、身柄を拘束しているという。県警は米軍の協力を得ながら、慎重に捜査している。

 県警によると、女性は17日深夜、沖縄市内のホテルに陸軍兵と2人で入った後、暴行を受けた、と訴えている。女性は軽いけがをしたという。

 得津八郎・沖縄県警本部長は21日の県議会で、女性が入院していることを明らかにしたうえで「治療行為を優先しなければならず、被害者が日本語、英語ともに不自由であることなどから、慎重に(捜査を)進めている。容疑者は米軍当局の監視の下にあるが、捜査に当たっては全面的な協力を得ながら進めている」と述べた。

 沖縄県内では、米海兵隊員が女子中学生に暴行したとして11日に逮捕された後も、道交法違反(酒酔い運転)や住居侵入の疑いで別の海兵隊員が逮捕される事件が続いている。

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