【ソウル中島哲夫】韓国ソウルの政府中央庁舎で21日未明に発生した火事は、首相指揮下の国務調整室に属する2部屋計約140平方メートルを焼いて約30分後に消えた。夜勤の職員ら31人が屋上に避難したが、けが人はなかった。政府の重要書類やコンピューターが焼失した可能性がある。聯合ニュースが伝えた。
現場は代表的な観光地の旧王宮・景福宮の南隣で、消防車64台が出動。5階から大量の煙が噴出し、外からも激しい炎が見えた。
ソウルでは国宝1号の崇礼門(通称・南大門)の楼閣が放火で焼けたばかり。今回は出火した部屋が施錠されており、放火の可能性は低いとされる。
毎日新聞 2008年2月21日 11時19分 (最終更新時間 2月21日 12時30分)