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名張市の民間保育所新設:市「対応は適切」 反対2法人に経緯説明 /三重

 ◇市議会で賛否両論

 名張市有地に民間保育所が計画されている問題で、市は19日、計画に反対している市内三つの学校法人のうち、2法人の代表と会い、理解を求めたことを明らかにした。山口伴尚・健康福祉部長らが市議会重要施策調査特別委員会で明らかにした。

 3法人は計画に対し、「(事前に)何の説明もなかった」などと市の対応を批判する意見書を提出しており、話し合いは今月14日、市の呼び掛けで市役所で開かれた。

 健康福祉部によると、市側は「株式会社インターリンクス」(大阪府泉佐野市)が来年4月、同市富貴ケ丘6の市有地に「富貴の森保育園」を設置する計画の経緯を説明し、「待機児童解消のために必要」と理解を求めた。一方、3法人のうち、今年4月に民営化される市立箕曲保育所を運営予定の学校法人・廣瀬学園は欠席したという。今後も情報交換は続ける方針。

 この日の委員会で委員からは、「なぜ広く候補(法人)を募らなかったのか」「3法人には、なぜ(事前に)話をしなかったのか」などの批判があがり、山口部長は「市の方針決定前に利害関係者に相談することは適当ではない」と答弁し、市の対応は適切だったとの認識を示した。

 一方、ほかの委員からは「財政的にも(計画は)適当」「不必要な事業ではない」との肯定的な意見も出された。【渕脇直樹】

〔伊賀版〕

毎日新聞 2008年2月20日

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