2008年 2月 20日
中国で製造、肉まんから農薬
中国で製造され大阪市の業者が輸入した冷凍の肉まんから、農薬のメタミドホスが検出された問題です。岡山市の業者に販売された商品からもメタミドホスが検出されていた事がわかりました。メタミドホスが検出されたのは、大阪市の業者が中国から輸入した「青島ニラ肉焼まん」です。大阪市によりますと今月14日、広島県から「肉まんを食べた消費者が下痢を訴えている」と連絡を受けました。大阪市が業者から回収した肉まんを検査した結果、メタミドホス0・64ppmが検出され、原材料の残留農薬の可能性が高いとみられています。この肉まんは、一連のメタミドホス混入で問題となっている製造元とは別の「山東仁木食品」でおととし8月2日に製造されたものです。大阪市などによりますと、おととし9月、20個入りの肉まん220袋が岡山市の卸売業者、大森食品に販売されていて、このうち回収できた64袋の商品からメタミドホスが検出されました。今のところ健康被害の訴えはないということです。

美作市議会議員を送検
美作市発注の公共工事を巡り、副市長を脅したなどとして、職務強要の疑いで18日に逮捕された市議会議員の男が、20日、岡山地方検察庁に身柄を送られました。送検されたのは美作市議会議員の岩江正行容疑者(62)です。警察の調べによりますと岩江容疑者は、去年11月14日の朝、市役所に電話をかけ、副市長に対して、市が発注した公共工事の工期が遅れたことについての指名業者に対する処分が不十分だとして、「本当なら指名取り消しだ」などと脅した疑いです。さらに、岩江容疑者は知人が水道料金を滞納し、水を止められたことに腹を立て、担当職員を懲戒処分にするように脅した疑いも持たれています。警察の調べに対し岩江容疑者は「電話はしたが脅してはいない」と容疑を否認していると言うことです。

タクシー強盗、運転手説得で未遂に
20日午前、高松市でタクシー運転手から金を脅し取ろうとした強盗未遂事件がありました。犯人は、運転手の説得で警察に自首し、逮捕されました。強盗未遂の疑いで逮捕されたのは、住所不定無職の野崎猛容疑者(44)です。警察の調べによりますと野崎容疑者は、20日、午前11時ごろ、高松市内で乗り込んだタクシーで、高松市屋島中町の駐車場に向かいました。そして、63歳の男性運転手に長さ27センチの包丁を突きつけ、「売上金を出せ、売上金が無いなら自分個人の金を出せ」と脅しました。運転手は、小銭などを見せながら、売上金も個人の金も無いと伝え、未遂に終わったものです。運転手は車の中で野崎容疑者を説得し、一緒に警察に自首しました。警察の調べに対して野崎容疑者は、容疑を認めているということです。

後楽園で松のこも焼き
日本3名園の1つ岡山市の後楽園で早春の恒例行事松のこも焼きが行われました。松のこも焼きは、暖かさが本番を迎える啓蟄を前に園内の松に巻かれたこもを取り外し、冬ごもりしていたマツケムシなどの害虫をこもごと焼いて駆除するものです。20日は、はっぴを身にまとった作業員14人が出て、園内に約280本ある赤松や黒松に巻かれたこもを取り外し、火をつけて行きました。20日の岡山市の最高気温は12.2度で3月上旬並みの陽気となりました。後楽園には、名園の春の風物詩を見ようと、観光客などが大勢訪れ、こも焼きの風景をカメラに納めるなどしていました。

交通事故ゼロを目指して広報活動
20日は政府が新たに設けた「交通事故死ゼロを目指す日」です。各地で、警察などが市民に交通事故防止を呼びかけました。「交通事故死ゼロを目指す日」は交通安全に対する意識を高めようと、新たに定めたもので、今年は2月20日と4月10日が指定されています。倉敷市の交差点では、警察官や交通安全母の会のメンバーなどが市民に飲酒運転の罰則や自転車に乗る際のルールなどが書かれたチラシを配り、交通事故防止を呼びかけました。岡山県警によりますと今年に入って20日までに交通事故で死亡した人の数は16人で、去年の同じ時期と比べ2人減少しているということです。

岡山経済同友会代表幹事に中島氏内定
岡山経済同友会の新しい代表幹事に、岡山市のプロペラメーカー、ナカシマプロペラの中島基善社長が内定しました。岡山経済同友会の代表幹事に内定した中島基善氏は、会見で中島氏は、「岡山には、優れたメーカーが数多くあり、それらの企業を広く全国にPRしながら、県外の企業を岡山に誘致できるよう働きかけていきたい」と抱負を述べました。中島氏は岡山市出身の60歳。早稲田大学政経学部を卒業後、造船会社勤務を経て、1974年にナカシマプロペラに入り、1996年から社長を務めています。中島氏の代表幹事就任は、今年5月の総会で、正式に決定する予定です。

穴吹工務店がマンション販売で初の首位
去年1年間の全国のマンション販売戸数で、高松市の穴吹工務店が全国トップとなりました。マンションの市場動向を調べている東京の不動産経済研究所によりますと、穴吹工務店は去年、全国で5037戸のマンションを販売しており、1978年の調査開始以来、全国一位だった大京を抜いて、初めて首位となりました。全国の販売戸数は、13万3670戸で、前の年に比べ14・2%減少していますが、穴吹工務店は地方を中心に事業を展開し販売戸数を伸ばしてきたということです。

高松天満屋で信州の物産展
そばや洋菓子など信州の物産を集めた催しが20日から高松市のデパートで始まりました。四季折々の自然が楽しめ避暑地などとしても人気の高い信州。会場には信州そばやみそ、工芸品の店など34店が軒を連ねています。こちらは自家製のカマンベールチーズを練り込んだ生地に、紅玉リンゴを包み込んだアップルパイです。軽井沢では買い求める人たちの行列ができる人気商品です。また、こちらは信州の郷土料理、おやきです。野沢菜やキャベツなどの野菜を小麦粉の皮でくるみました。この、「信州の物産展」は高松天満屋で今月26日まで開かれています。