米の衛星撃墜間近、墜落地点のポーランドは厳戒態勢

新華社ワルシャワ(ポーランド):米国の衛星撃墜による破片の落下が懸念されるポーランドでは、クリフ国防相が軍に緊急対応チームの編成を指示、有事に備えて待機するよう命じた。
ポーランド軍参謀本部の報道官は、次のように述べている。「米衛星がポーランド領域内に落下する可能性は大きくはない。しかし国防省としては軍に高度警戒態勢を取るよう命じている」。また参謀総長は、武装部隊と化学およびエンジニアリングの専門家からなる緊急対応チームを設立させている。
同軍参謀本部によると、米国側は「2月20日以降衛星破壊を行う。衛星には放射性物質は存在しないことを保証する」と表明しているという。
報道によると、米国のスパイ衛星が故障により制御不能に陥った。このままでは3月初めにはポーランド領域内に墜落するという。衛星には数十キロに及ぶ腐食性および可燃性の化学燃料が積み込まれており、もし地面に墜落すれば被害範囲はサッカースタジアム2個分に達するという。
【翻訳編集:JCBB(O.T)/G-SEARCH】