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ソースカツから基準超える農薬 神奈川などの6生協

2008年02月21日00時45分

 横浜市は20日、神奈川、静岡、山梨各県の6生協でつくる「生活協同組合連合会 ユーコープ事業連合」(横浜市)が販売する冷凍食品「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」(8個入り)から、食品衛生法で定められた基準値を超える有機リン系農薬「ホレート」が検出されたと発表した。アスパラの基準値は0.3ppmだが、4倍の1.2ppmが検出され、市は販売中止と回収を指示した。体重50キロの人が1日に5個以上食べると、神経系の症状が出る可能性があるという。

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チラシに掲載された「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入)」

 輸入元と製造元は、大阪市が19日に業務用冷凍食品「青島ニラ肉焼まん」から「メタミドホス」が検出されたと発表した、「ニッキートレーディング」(大阪市)と同社関連会社が100%出資する「山東仁木食品」(中国山東省)。

 横浜市保健所やユーコープによると、20日に神奈川、静岡、山梨各県で753袋を配達しており、20日の配達分の回収を進めているという。

 ユーコープは、製造元が同じ「れんこんのはさみ揚げ(ポーク)」、「ニッキーフーズ プチ肉まん」についても販売中止と自主回収をすることを決めた。

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