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中国製食品:「天洋」以外でメタミドホス検出 生協連発表

 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)は19日、中国の天洋食品と異なる工場で製造された中国製冷凍食品から微量の殺虫剤メタミドホスを検出したと公表した。「CO・OPレンジで中華点心セット(5種10個)」で、同連合会が販売する商品で天洋食品の工場以外の製品からメタミドホスが検出されたのは初めて。同連合会は「微量で直ちに健康に影響はない」として自主回収は行わない方針。

 同連合会は今月8日から、中国で製造されるなどした商品265品目を取り寄せ検査した。その結果、賞味期限が09年4月10日と同7月10日の「CO・OPレンジで中華点心セット」の2品を検査したところ、いずれのニラえび焼きまんからもメタミドホスが0.06ppm検出された。豚ちまきなど他の4種の点心からは検出されなかった。同製品には賞味期限のみ表示され製造年月日はなかった。

 同連合会によると、輸入元はニッキートレーディング(大阪市)で、生協が05年10月から販売を開始している。同連合会は天洋食品を含め中国約60工場に製造委託しているが、工場名は検出が微量だったことを理由に公表されなかった。

 また、同連合会は今月12日に同製品に関して「殺虫剤を検出せず」と発表していたが、当時は未検査で誤って「検出せず」と発表していたとして、訂正した。【桐野耕一】

毎日新聞 2008年2月20日 2時30分

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