よく聞かれる。 こないだも、某インタビューで聞かれたけど、 「脚本書いたり、演出したり、俳優だったり、本業はどれですか?」って。 「ごめん。どれも本業です」 「歌手の方で、自分で作詞作曲をし、プロデュースする方は大勢いますよね。アーティストと呼ばれる方たち。僕はそれと同じだと思ってますよ。自分の世界を贈る。魅せる。海外でも、僕が尊敬する俳優さんたちの中に、プレイヤーだけじゃない人はたくさんいます。作品を創る上で、ポジションが異なるだけで、同じ事だと思うんですよね。僕は固定観念が好きじゃない。だから、どれも本業で、どれも命懸けですよ(笑)。自分をアーティストって呼べるかというと、こっぱずかしくて、言いたくないけど(笑)」 ということで、 今日から少し、僕の今までの作品を振り返ってみようと思う。 まずは、『Ties』。 僕の記念すべき、“挑戦”の始まりだった、第一回作品。 すべてが初めてだった。 脚本。演出。プロデュース。制作・・・ 30歳の時、「自分で何か起こさなきゃいけない」と思い、注いだ作品。 正直、楽しかった想い出などない。 無我夢中だった。 脚本においても、演出も、僕はちゃんと教わったわけでもない。 それまでの経験と、勉強だった。 この時、なにもわからない僕を、寝ずにサポートしてくれていた制作の藤森。 この二年ぐらい前に僕が出た舞台の制作をしていた彼女に、「やりたいことがある。手伝ってくれ」と言って、参加してもらった。 僕の誇れるスタッフ達。 その中でも、信頼している照明家・市ヶ谷昌典と出逢えたのも彼女のおかげ。 その彼女は昨年、病気で他界した。 今年、『Ties』をリメイクするのは、僕にとったら、彼女に対しての感謝の思いがある。 僕の出発点、『絆』をテーマにした作品。 そして、多くの人たちに支えてもらった作品だった。 『Ties』 作・演出:元木行哉 出演:市川寛子 西川たけし 森山栄治 木下雅之 江連健司 元木行哉 ほか |
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