九州農政局は19日、福岡県北九州市のリーガロイヤルホテル小倉が、牛肉トレーサビリティ法に違反したとして勧告を行った。 ホテルは、直営の鉄板焼き店でメニューに和牛のステーキと表示しながら、交雑種の国産牛肉を2007年6月から12月までに計347キロを使用。これに異なる和牛の個体識別番号を表示していた。 また、メニューに品種表記のないステーキ料理でも、交雑種の国産牛肉を25キロ、個体識別番号を表示せずに提供していた。 農政局は、こうした事実を2007年12月から08年2月に行ったホテルへの立ち入り調査で確認した。