長野県内のニュース

フロント > 県内ニュース一覧 > 記事詳細

コープながのでさらにギョーザ2袋からメタミドホス

2月20日(水)

新たに殺虫剤メタミドホスが検出されたのと同じ「CO・OP手作り餃子」

 中国製ギョーザ中毒事件に絡み、新たにコープながの(長野市)が販売した「CO・OP手作り餃子」の2袋から、ともにごく微量の0・03ppmの殺虫剤メタミドホスが検出されたことが20日、分かった。いずれも河北省の天洋食品が2007年9月8日に製造した品。これで県内で流通した同日製の商品からの検出例は6袋となった。

 コープながのによると、千曲市と下伊那郡喬木村の組合員が共同購入し、昨年11月上旬に配達した品で、ギョーザ自体から検出した。千曲市の世帯は今年1月10日ごろと29日ごろ、それぞれ食べた日に下痢の症状になった。喬木村の世帯は1月12日ごろに家族2人が食べ、その後下痢の症状になり、コープ側に相談した。回収した残品を食品環境検査協会(東京)が検査した。

 コープながのは18、19日に購入者におわびし、県と県警に報告した。これまでに消費者からの相談を通じて、回収した同じ製造日の残品は14袋。今回分を含めて6袋からメタミドホスを検出、別の6袋は不検出、2袋は検査の結果待ちという。

 コープながのの関佳之総合企画室長は「検出されてはいけない成分で、新しい食品安全管理システムを早急につくる必要がある」と話していた。