2008-02-19 怒り心頭青息吐息(続きの続き)
ひょっとして人生で二十本の指に入るほどの修羅場なのかも知れない。足の小指とか(痛そう)
その他省 | |
解決したって言わない、逃げたっていうんだ…。 - clofla
「逃げた」という言葉に侮辱の意味を感じるので、以降の文章を書きます。
(後で書きますが、これが侮辱として通じるような社会に対し、深く遺憾の意を表明します)
まず、前回の記事の要約から。
主題は2008/2/11の沖縄米海兵隊員女子中学生暴行事件でした。そして自分の主張の要約は、
「いじめられっこ・虐待被害者・性犯罪被害者を非難すると、問題解決から遠くなる可能性が高いから、非難するな」
ということです。
id:cfes氏はそれに対して反対の立場のようですね? 即ち、非難することで問題解決に近づく可能性が高い、とでも?
では、自分の見解を、上の記事に沿って書きます。
率直に申し上げて、「非難すると問題解決から遠くなる可能性が高いから、非難するな」ということです。
何度も書いているんですが、何度も同じこと言いたくないんですよ。
ですので、今回は分かりやすく、要約という形で示しました。よろしいでしょうか?
上の要約が納得いただければ、以下の長い長い説明は不要です。
言いかえれば、上の要約を下で細かく説明しているので、納得できないなら読んでくれ、ということです。
基本的にはすべて上記の記事への返答です。よって、長くなったのは、半分はid:cfes氏への誠意だとお考えくださると幸いです。
自分の都合ですが、魂を削って書いたので、お手数ですができれば読んでください。
読まない場合、申し訳ありませんが、今後id:cfes氏を議論の相手として認められません。
よろしくお願い申し上げます。
なお、一つだけ同意できるのは、「自分にある問題の原因は、当然解決の対象になる」ということです。
しかし、「その原因をどのように示すか」という点で大きく見解が分かれるので、そこも含めて説明します。
- 事態改善の観点について
まず、
事態改善の観点てなによ。
ですが、
- 問題を起こさない、予防する
- 起きてしまった問題を解決する
- 解決できない問題の場合は何らかの形で損害賠償させる
ことです。
といったところです。
さて、id:cfes氏は、性犯罪被害を受けたという問題(それも事実)を原因として、
被害者に対し一方的な非難をしている訳です。その自覚はおありでしょうか。
事実は事実であり、消えません。即ち、この問題は性質上解決できません。
今回の事実に関しては、予防はもはや成り立たないわけです。タイムスリップでもしろというのでしょうか。
この上被害者を非難すれば、これが被害者にとって「非難されている」という新たな問題となります。
この問題も、原因となっている問題が解決できない以上、解決できません。
id:cfes氏のやっていることは、まず第一に、被害者にとって解決不能な問題を増やしている、ということに他なりません。
そうである以上、今のように被害者を非難すべきではありません。そこは何としても納得してもらいたいところです。
納得できない? そうですか。では以降の説明を続けてお読みください。
それでも納得できなければ、お引き取り下さい。意思疎通できる気がしません。
なぁなぁですませる
という表現に侮辱めいたものを感じますが、自分は解決不能な新たな問題を増やさないようお願いしているまでです。
これを侮辱される筋合いは到底、おおよそ、断固として、認められません。
- 逃げることの積極的意義について
id:cfes氏にとっては受け入れがたい考えかも知れませんが。
自分は、問題解決の過程で適切な手段であるなら、逃げることは肯定されるべきだと考えています。
さらに言えば、解決しても労力に見合わないなら、積極的に逃げるべきだとすら考えています。
問題解決できる体力気力・状況になるまで、問題解決すべきではないというのが、自分が社会人になってからの血の教訓です。
単純に考えて、いじめっこや虐待する人や性犯罪者の近くにいれば、体力気力は消耗しますし、危険な状況下であり続けます。
彼らから隔離されれば体力気力は回復しうるし、ほぼ確実に以前より安全な状況になります。
よって逃げるべきですし、自ら逃げられない状況なら、周囲が隔離すべきです。
受け入れがたいでしょうか? 受け入れがたいものと想像されます。過去の自分もそうでしたから。
しかし、このケースでは、自分の経験上、彼女の労力や安全のために、隔離されてしかるべきだと認識します。
- 自分にある原因の責任を認識する
体力気力・状況が揃ったら、残った問題は解決すべきです。
自分にある原因は当然解決の対象になります。
しかし、しばしば起こりうる事態として、
「混乱のため、自分にある原因と、問題全体を切り分けられない。
よって問題全体を処理しなければならないのかと誤解し、混乱を深め、一切の問題解決を拒否する」
というものがあります。
このような混乱を予測しないのは大変マズイことです。
あと、先に申し上げますと、このような混乱を招く真似は避けるべきです。
被害者が、「自分にある原因の責任を認識する」ことから遠くかけ離れた大混乱状態になります。
少なくとも、表現に非難や侮辱の要素が含まれていてはならない、ということくらいはご理解いただけるものと思います。
理解できない? そうですか。じゃあお引き取り下さい。
- 「こうすれば防げる」なら使ってもいい、本当はそれすら余計である可能性が高い
「こうすれば防げる」なんてのは「お前がこうしないから防げないんだ」とおなじぢゃん。
表現に非難や侮辱の要素が含まれているかどうかが決定的に異なります。その意義は先に説明したとおりです。
なお、前者の表現をしても、被害者が後者の意味を感じて反抗する可能性は大いにあります。
その場合は、「自分は非難や侮辱のつもりで言っているのではない」ということを信じさせなければなりません。
言う側にきちんと伝え切る責任が生じます。
さらに言えば、常識的に考えて、既に彼女は「米軍の性犯罪を警戒する」決意を固めているはずです。
そのような決意を固めている場合、本来指摘することは何もないです。前者すら余計である可能性が高いです。
それでもやるなら、後者より前者がマシだということです。
いじめや虐待の場合は、「米軍の性犯罪を警戒する」程度の単純なことで防げるような原因じゃないはずなので、
何かしら指摘しなければならない可能性は上がります。が、しない方がいい可能性も残ります。
外野が見て考えることにはある程度限界がありますので、全然的外れの指摘になるかも知れません。
もしくは、被害者自身の考えているのと全然違う指摘とか。そうだった場合、当然反抗が予想されます。
そこで「何を! 折角親切のつもりで言ったのに!」とか怒らないなら、まあ指摘すればいいんじゃないでしょうか。
発言の責任を最後まで負う、被害者の問題が解決されるまで監視を続ける、その覚悟があるというなら、ぜひやるべきです。
(ただし、解決の可能性が低いか、被害者が回復不可能な程度の労力を要する可能性があるなら、解決を強要してはなりません)
解決すれば、次に同じような問題が生じた時に早期解決が望めます。
自分の親は、自分がいじめられていたときに、自分の非社交的な性格が治るまで見守ってくれました。
id:cfes氏にそれができる程度の忍耐があるなら、そうすればよいかと思います。
ない? じゃあお引き取り下さい。
彼女に「今後は米軍の性犯罪に対して警戒します」と言ってほしいのかも知れませんが、実はこれって損害賠償ですね。
被害者が不特定多数に、解決できない性質の問題を与えてイヤな気分にさせたから、これで被害者を許してほしい、という。
確かに、「誰かが性被害を受けた」というのは、不特定多数に大変イヤな気分を与えます。
id:cfes氏も大変イヤな気分になったことでしょう。
しかし、それは被害者が、加害者の米海兵隊員と共に、指をさされて負うべき責任でしょうか?
彼女が不特定多数に対して何かしら損害賠償すべき事柄でしょうか?
もしそう思ってるのだとしたら、正気でしょうか?
不幸には原因がないと耐えられない? - HINAGIKU 『らめぇ』
「レイプされるようなことするからだ」という、その思考の異常さに気づかなければならない。レイプされるようなことって何だよ!? 仮に、レイプされるようなことをすればレイプされてもおかしくはないという言説を認めるならば、間違っているのは加害者と、そのような振る舞いによってレイプされてしまうこの社会だ。 再三。被害者に落ち度はない。
大学の先輩であるid:y_arim氏の発言ですが、全く同意なので、自分も同様の主張をさせていただきます。
何で被害者が非難されなければならない?
手元の六法見ても、該当すると思われる刑法176-181条に、被害者の過失に関する記述はない!
法律ではく、社会通念上の問題? ならばなおさらid:y_arim氏の主張に戻るまでです。
そんな社会通念はおかしい! 日本は法治国家じゃないのか!
刑法に書いてある性犯罪を、刑法に書いてない理由で容認するだと! 法治国家でそんなこと通用すると思うか!
法律体系と政治体制が性犯罪を容認せず、社会が容認するなら、それは普通は社会が腐敗していると言う!
自分は性犯罪を容認する集団の一員のつもりはない! そんな信念を共有していない! id:cfes氏はどうなのか?
- 最後に
ここまで読んでくださった場合は、まずはお疲れ様でした。自分も書いてて疲れました。感謝いたします。
納得がいかないようでしたら、申し訳ありませんが、しばらく読み返してください。
それでもどうしても納得がいかないようでしたら、やはり、お引き取り下さい。コミュニケーションできません。
- 3 http://a.hatena.ne.jp/maose/
- 3 http://b.hatena.ne.jp/add?mode=confirm&url=http://d.hatena.ne.jp/a-kubota/20080219/1203431941
- 3 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/
- 3 http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080217/1203232663
- 2 http://a.hatena.ne.jp/kaolu4s/
- 1 http://a.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/
- 1 http://a.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/detail
- 1 http://a.hatena.ne.jp/fhvbwx/
- 1 http://a.hatena.ne.jp/imaki/
- 1 http://a.hatena.ne.jp/sayume/
- 2008-02-19 モジモジ君の日記。みたいな。 4/62 6%
- 2008-02-19 キリンが逆立ちしたピアス 4/67 5%
- 2008-02-19 TWO CENTS 3/52 5%
少し長くなりましたがコメントで失礼いたします。
非難で統一されてるみたいなのでそう書きますが、
「指摘」とか「問題提起」とかのほうが優しそうで好きです。
>id:cfes氏はそれに対して反対の立場のようですね? 即ち、非難することで問題解決に近づく可能性が高い、とでも?
非難することで、原因(の一部)が明らかになるのであれば解決に近づく可能性だって高いでしょう。
>事実は事実であり、消えません。即ち、この問題は性質上解決できません。
>今回の事実に関しては、予防はもはや成り立たないわけです。タイムスリップでもしろというのでしょうか。
何が言いたいのでしょうか?
タイムスリップでもしなければ予防できない問題においては事後、責任問題を問うなといいたいのでしょうか?
>この上被害者を非難すれば、これが被害者にとって「非難されている」という新たな問題となります。
>この問題も、原因となっている問題が解決できない以上、解決できません。
たとえば、「知らない男の車に乗るなんて軽率だったんじゃないん?」
と、非難された場合、どのような解決不能の新しい問題が増えるのでしょうか?
非難されていること自体を解決不能の問題とするならば、人間死ぬまでにいったいいくつの解決不能の問題を背負い込めばいいんでしょうね。
非難されたというのは別に解決すべき問題ではなく、自分がその非難を受け入れるか否かというだけで解決不能ではないと思います…。
◆赤信号を渡って車に轢かれた歩行者に(車に轢かれた)責任はないとでも言いたいのでしょうか?
◆裸で夜の街をうろついてレイプされた女(男でもいいけど)に(レイプされた)責任はないといいたいのでしょうか?
極端ではありますがそういうことではないのでしょうか…。
確かに法律上は車が悪いでしょう。でも、このような場合に「歩行者はわるくない」なんていえる人がどれだけいるのか…。
■逃げること
逃げること自体は肯定されるべきでしょう。
でも、すべて耳をふさいで逃げるのは頭悪いです。
自分の責任もちゃんと聞いてから逃げるべきです。
人間体力も気力も回復しているときには人の意見なんてききません。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ってやつです。
認識だけは逃げる前にしておくべきだと思います。
>その場合は、「自分は非難や侮辱のつもりで言っているのではない」ということを信じさせなければなりません。
>言う側にきちんと伝え切る責任が生じます。
ここにおいて相手に信じさせることができるというのであれば、
その少し前の部分
>「混乱のため、自分にある原因と、問題全体を切り分けられない。
>よって問題全体を処理しなければならないのかと誤解し、混乱を深め、一切の問題解決を拒否する」
も辛抱強く伝えることによって相手に理解させることができるんではないでしょうか?
>産経新聞の記者やid:cfes氏が、彼女にどうして欲しいのか、自分が愚考した結果〜略
どうして欲しいわけでもありません。
むしろこの非難が伝わろうが伝わるまいがどうでもいいです。
産経の人はどうだか知りませんが…。
手元の六法全書はどうだか知りませんが、少なくとも裁判では(記事に書かれていることがほんとだとして)
「知らない人の車に乗り込んだ」部分を僕がアメリカ兵の弁護士ならつくと思います。
性犯罪に限らず犯罪やいじめを容認して被害者を責めよといってるのではないです。
犯罪者は裁かれるべきだし実際裁かれるでしょう。
別に被害者だけを非難するわけではない、加害者はもっともっと非難されるべきだし、侮辱されてもいいと思う。
でも、加害者だけが悪いという認識のまま終わってしまえば次また同じことが起こるときに対処できないと思う。
逃げてもいいし、無視してもいいけど、認識だけはしとくべきだと思う。
なので、(あれば)非難くらい多少されてもいいと思います。
手短に。
>非難することで、原因(の一部)が明らかになるのであれば解決に近づく可能性だって高いでしょう。
非難すると問題解決から遠くなる可能性が高いから、非難するな、と再三繰り返しています。
これで三度目です。いい加減にしてもらいたい。
>何が言いたいのでしょうか?
>タイムスリップでもしなければ予防できない問題においては事後、責任問題を問うなといいたいのでしょうか?
解決できない問題の場合は何らかの形で損害賠償させる、と書きました。本当に読んだのですか? さては読んでないな?
以上の理由により、cfes氏が自分の書いた文章を全部きちんと読もうとしていない、
まともに会話する気がないと思われるので、以降の会話を断念します。
すごくまともに読まないでくれて、大変遺憾に思います。お引き取り下さい。