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関東中央病院:産婦人科の入院診療、来月で休止--世田谷 /東京

 世田谷区上用賀の「関東中央病院」が、出産を含む産婦人科の入院診療を今年3月いっぱいで休止することが分かった。退職する常勤医の後任の確保ができないためという。すでに約120人が今年4月以降に出産予約を入れているが、他病院を紹介して受診してもらう。同病院は他の医療機関に診療協力を要請中で「外来診療は継続したい」と話している。

 同病院によると、産婦人科には常勤3人、非常勤7人が勤務。東京大学医学部付属病院(文京区)に依頼して確保した医師が中心という。年間約500件の出産を扱っている。

 昨春から勤務する産婦人科部長が、病院の出産件数や待遇の見直しによる労働環境の改善を訴えた。関東中央病院側は、出産件数の制限をした場合に地域に与える影響を懸念。協議を重ねたが、部長は1月に辞表を提出。他の常勤医も含め3月末で退職する。

 東大病院は「医師が辞める理由は先方(関東中央病院)の問題」としている。【苅田伸宏】

〔都内版〕

毎日新聞 2008年2月20日

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