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在韓米軍に警戒令

 在韓米軍司令部は最近、南北首脳会談以降活動が活発化している反米デモ隊が「攻撃組(Strike Squads)」を組織したことを危惧、在韓米軍軍人とその関係者に外出時は一人で出歩かないように警告したと、『ワシントン・タイムズ』紙が6日報道した。

 報道によれば「韓国内の米国人に警戒令」という見出しで1面トップに掲載、今年6月末、在韓米軍司令部はある米軍人の夫人が買い物途中に反米デモ隊の攻撃を受けたことに続き、米陸軍少佐が路上で刃物のようなもので切りつけられ死亡した事件が発生、すぐに韓国内の米国人にこのような警告のメッセージを送ったという。

 ソウルを中心に全国に駐屯している3万7000人の米軍と1万1000人の米軍家族に発送された警告は、「米軍基地外に出るときにはペアになって外出すべき」を指揮官に強調している。

 同紙は韓国内の進歩的学生により組織された反米デモ隊が、在韓米軍の撤収を希望しており、特に反米デモ隊は韓国の金大中(キム・デジュン)大統領と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長によって行われた南北首脳会談以降、行動を強化していると伝えている。

同紙はまた、ソウルの路上で刃物のようなもので切りつけられ志望したデーヴィット・ベリー少佐と買い物途中に背中などを殴られた婦人の話を具体的に紹介している。

 警告メッセージにはまた「今回の事件は挑発的なものではないが潜在的危機があり深刻」と分析、「最近の反米感情、反米、抗議とスローガンなどは不穏なもので、これによる保護の強化は妥当な措置」と書かれていると同紙は報道している。

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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