2008年 2月 19日
サバから農薬、香川県が立ち入り調査
さぬき市の業者が販売した中国製の冷凍サバから農薬が検出された問題です。香川県は19日、この業者の立ち入り調査を行いました。19日は、県の担当者が、香西物産の本社と営業所の2カ所を訪れ、自主回収が行われている19種類の商品について、回収状況などを聞き取り調査しました。この問題は、中国の2つの工場で去年6月に製造され、香西物産が販売した中国製冷凍サバの切り身からジクロルボスなど2種類の農薬が検出されたものです。農薬は微量で、これまでに健康被害の報告もありませんが、香西物産が、同じ工場で加工された商品の自主回収を始めています。香川県によりますと19日までに467パックの商品を回収し、県内の取引先からは、対象商品がほぼ全て回収できたということです。

香川県で住宅火災相次ぐ、2人死亡
18日夜から19日朝にかけて香川県内で2件の住宅火災が相次ぎ、2人が死亡しました。18日午後8時半ごろ、香川県宇多津町の無職林正章さん(64)の住宅から火が出ているのを家の人が見つけ、消防に通報しました。火は、約1時間後に消し止められましたが、この火事で、木造瓦ぶき2階建ての母屋と離れ、約250平方メートルを全焼したほか、母屋から、林さんの母親幸己さん(87)が、遺体で発見されました。警察によりますと、出火当時、幸己さんは、ストーブに油を入れていたとみられていて、何らかの原因でストーブから出火したものとみて、出火原因を調べています。一方、19日午前4時半頃には、観音寺市粟井町で住宅の一部を焼く火事があり、この家に住む安藤弘さん(82)が死亡しています。

「おお岡大」醸造を学生が体験
岡山大学の学生が、岡山市の酒造メーカーで酒造りに挑戦しています。原料の米も大学でつくったというこだわりの酒です。岡山大学では、付属農園で栽培した米を原料に、岡山市の酒造メーカー宮下酒造と共同で、おととしから日本酒「おお岡大」を造り、販売しています。これまでは、酒の製造を宮下酒造に全て依頼していましたが、今回は、米作りにもかかわった農学部の学生も酒造りに参加します。19日、体験したのは、酒の素となる麹を作る作業で、学生たちは、杜氏の指導を受け、蒸し上がった米を人の体温と同じ36度位に冷ました後、米を発酵させる麹菌を振りかけていました。岡山大学と宮下酒造では、今年、「おお岡大」を6000本造る予定で、酒造りは、4月始めごろまで続きます。

倉敷市で住宅火災
18日夜、倉敷市で住宅の母屋と離れを全焼する火事がありました。けがをした人はありませんでした。18日、午後8時ごろ倉敷市片島町の無職渡邉光典さん(58)の住宅から火が出ているのを近所の人が見つけ消防に通報しました。倉敷市消防局で消火活動に当たった結果火は約1時間10分後に消し止められました。この火事で木造2階建ての母屋と、木造平屋建ての離れ、2棟を全焼しました。出火当時、家には渡辺さんの家族3人がいましたが、全員逃げ出して無事でした。

地震発生を想定した訓練
列車の走行中に大地震の一報が入ったらどう対応するのか?気象庁の緊急地震速報への対応などを確認する訓練が玉野市で行われました。今回の訓練は和歌山県沖で震度5強の地震が発生したとの想定で行われました。最初に、気象庁の緊急地震速報の情報を無線を通じて入手した運転士が電車を緊急停止させました。そして、線路に異常がないかなどを確かめた後、負傷者を助け出す手順などを確認しました。JR西日本岡山支社管内で緊急地震速報を想定した訓練が行われるのは今回が初めてです。

岡山一番街にチューリップがお目見え
JR岡山駅前の地下街ではチューリップの花壇がお目見えし1万本を超える花が買い物客の目を楽しませています。これは、岡山駅前の地下街、岡山一番街を利用する買い物客らに一足早く、春の訪れを感じてもらおうと毎年行っているものです。19回目になる今年は去年より約4500本多い1万1500本のチューリップが駅の改札口近くや店が並ぶ通路に切花や鉢植えにして飾られています。赤や黄色、オレンジなど20種類の色とりどりの花の競演が楽しめ、買い物客は足を止めて眺めていました。チューリップの花壇は今月22日まで飾られ、最終日には一番街で買い物をした客に花がプレゼントされます。

倉敷っ子美術展
小・中学生の絵や工作を集めた展覧会が倉敷市立美術館で開かれています。この展覧会は「わくわくドキドキ感動いっぱい夢いっぱい」をテーマに子どもたちの創造力を育てようと倉敷市教育委員会などが毎年開いているものです。会場には倉敷市内の小学校・中学校、91校から出品された絵画や版画、工作など約9000点が展示されています。市内の子供たちが九州に修学旅行へ行った思い出を画用紙を使って表現した作品はページを開くと立体的な絵が飛び出すユニークなものす。また、「ピコリン星の日曜日」と呼ばれる作品は紙皿や毛糸など様々な材料を使い、空想の惑星にいる生き物などを表現しています。この展覧会は今月24日まで倉敷市立美術館で開かれています。

真庭市で見つかった変死体、死因は凍死
18日、真庭市久世の駐車場で遺体で見つかった会社員影山輝男さん(47)の死因は司法解剖の結果凍死だったことが分かりました。影山さんは現場で頭から血を流して倒れていましたが頭の傷は殴って出来るようなものではなく転んでできた可能性が高いということです。警察では事故の可能性が高いとしていますがさらに詳しく調べることにしています。