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		|  なぜ、そこまで…!?群集心理で博物館を破壊、無料公開への市民殺到で―福建省 |  
	   
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		|  | 2008年2月、旧正月休みに無料公開された福建省博物院に参観客が殺到、設備や所蔵品に10万元(約150万円)以上の被害が生じた。17日、中国新聞社が伝えた。 
 中国では現在、博物館の無料化が推進されており、福建省博物院での旧正月休み無料公開もそのテスト運用を兼ねたもの。ところが無料公開の知らせを聞きつけた市民が殺到、予測を大きく上回る延べ8万人が参観した。
 
 いつもの静かな博物館から一転、バーゲンセールのような押し合いへし合いとなった同館では、人の流れに耐えきれず玄関の扉が破損した。さらに群集心理からか、無法状態と化した館内では子供が好き勝手に遊び回り、展示品を壊す始末。象の模型の鼻が折れたのをはじめ、被害額は10万元(約150万円)以上に上り、同館は修理のための臨時休館を余儀なくされた。
 
 同館の楊[王宗](ヤン・ツォン)館長は想定を大きく超える来館人数だったと話し、今後は無料公開施行にあたっては来館人数制限などを検討するとコメントしている。
 
 昨年はスーパーのタイムセールで群衆が将棋倒しになり死者が発生するなど、中国では群集心理による事故が相次いでいる。そのため人が集まるイベントには細心の注意が必要とも言われている。現在、開催中の東アジアサッカー選手権でも数万人がスタジアムに集まることから軍も動員して厳戒態勢が敷かれている。(翻訳・編集/KT)
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