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井上容疑者が女性に売ったワコールのロゴが入った札付きの子ども用パジャマ(南署) |
女性用下着の大手メーカー「ワコール」の本物のロゴを無断で使用した商標法違反容疑事件で、京都府警生活経済課と南署は12日午後、同法違反(同一商標使用)の疑いで、和歌山県御坊市湯川町、古物商井上智夫容疑者(46)を逮捕した。
調べでは、井上容疑者は昨年10月下旬、ワコールの登録商標が入った札を付けた子ども用パジャマを、インターネットオークションを通じて京都市上京区の女性(38)に2500円で販売し、商標権を侵害した疑い。容疑を認めている、という。
これまでの調べでは、パジャマは生地やデザインもワコール製品と同じだが、ワコールによると、寸法が本物と若干異なっている、という。
府警は12日朝から井上容疑者の自宅や店舗、同容疑者が在庫品を仕入れたとされる和歌山県内のワコールの元下請け工場などを家宅捜索し、札付きの子ども用パジャマ約120点を押収した。
ワコールは「今後も商標権の侵害が発生した場合には早期に対応し、顧客への注意喚起をしていきたい」とコメントしている。
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